COLUMN | sociallearning
ライフログはウェブ上の「城」を補強する - Six Apart
by TARO MATSUMURA - 2009.02.16 09:19
みらいログワークショップのフォローアップエントリー。続いてはSix Apart。Movable TypeやTypePad、VOXなどのBlog製品ラインを揃えて、世界、そして日本にBlogという言葉を浸透させた立役者が今狙う分野は?
Six Apartのいちるさんに、Six Apartの最近の取り組みと、ライフログへの解釈を紹介して頂いた。
ライフログは、日常の行動ログをためていくツールとカルチャーのことを指す。現在の意味でのライフログに近いモノの走りは、1997年、1998年頃。日本で言えばヤプースや俺ニュース。アメリカではこういうものをBlogと呼んでいた。
2003年から2005年に、新しい日記ツールとして日本に浸透したBlog。それまでもウェブ日記は存在していたが、やはりウェブ上で面白かったのは巨大掲示板だった。「テーマに人がぶら下がるのが巨大掲示板だったが、人の下にテーマがぶら下がるのがBlogだ」(いちるさん)と指摘。「そもそもBlogはライフログに近い存在だったのではないか」との考えを示した。
Movable Typeでは、Blogにライフログをアド・オンするいくつかの取り組みをしている。例えばAction StreamsというMovable Type向けplug-inは、FlickrやYouTube、Twitterなどの複数のフィードを束ねて時系列表示してくれる。またTypePad Connectというサービスは、スパム問題などで消極的になりがちなBlogのコメントサービスをウェブサービスとして提供し、Blogとコメントのコミュニケーションを再構築する試みだ。
そして、Motionという、ライフストリーミングを自分で作ることが出来るソフトウエアがベータ版で配布されている。ちょっと触ってみたけれど、自分だけでなく、グループのライフストリーミングをも束ねることが出来、ウェブ上から情報を収集することによるコミュニティ形成が手軽に行えるようになっている点が面白い。ライフストリーミングからどのようなコミュニケーションを形成することが出来るのか、考える価値がある。
いちるさんは、今後のBlogやライフログについて、「個人情報やプライバシーとのバランスが課題。より活用するためには、ライフ設計との連動について考える必要がある」との考えを示した。また、いちるさん自身は、拡張現実やウエアラブル・コンピューティングとライフログとの連携について興味があるとも明かした。
ライフログをBlogからみると、自分の城としてのBlogを補強する存在であり、いろいろなサービスを使えば使うほど充実していくモノなのだ。
Motion
The Web is in Motion. Motion, a new free social application for Movable Type, has just launched in beta. We looked at the most compelling social sites across the web, from Twitter to Tumblr, Pownce to FriendFeed, and more. And then we built an application around open standards to offer you the best features of each of these services, on your own site. That's Motion.
Author
松村太郎 Taro Matsumura
ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ビジネスブレイクスルー大学講師。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。近著に『タブレット革命』『スマートフォン新時代』など。 read more & contact
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