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「I_Teamesse」によるコミュニケーション選択

2003.11.27 01:46 JST - ( )

 NECインフロンティアが「アイティーメッセ」というコミュニケーションツールをリリースした。“ユビキタスコラボレーションウエア”という肩書きがついていて、Microsoft Office 2003やWindows Messengerなどとの連携が可能になっており、コミュニケーションツールに重要な「相手の数」はきちんと確保された形になっている。

 このツールが面白い点は、相手の状況に応じて最も適した連絡手段をユーザーが選択できることだそうだ。相手が会議中なのにわざわざ電話をかけたり、デスクにいるのにメールを何通もやりとりしたりといったコミュニケーション上での不自然さを取り除けるかもしれない。記事の中ではメールか通話かといった話を軸に書かれているが、ビデオチャットなりテキストチャットなりも当然含まれてくると思う。

・ZDnet:「席にいるなら電話。取り込み中ならメール」連絡手段を使い分けるアイティーメッセ



 このような相手の状態を軸にしたコミュニケーション補助をするツールは、まだまだ可能性があると思う。相手が電車の中にいる時に電話をかけてしまって、後でかけ直してもらうといった経験はある。急ぎの重要な用事で電話をかける時ほど、そういった配慮に欠けてしまうことが多くないですか? こういう時に限って相手は電車の中なんだ。

 ワカモノのケータイのコミュニケーションを調べていると、(これももはや日常的なことだけれど)「電話していい?」という確認のケータイメールを送って相手の状態をうかがってから通話をするパターンがとても多い。つまり相手のプレゼンスをチェックしてからコミュニケーションに入る。これは通信料をケチっているという側面もあるけれど、だからこそいかに効率的に連絡を取るか、相手の状況も考慮に入れながらコミュニケーションの方法を選択しているのだ、と見ことが出来る。

 たぶんワカモノはご機嫌うかがいというか状況うかがいも含めてケータイのコミュニケーションとしてこなしているから、もしかしたら特に新たな機能を入れなくてもいいのかもしれないけれど、普段そうしていない人たちにとっては、より新しく便利な感覚をもたらすエッセンスが含まれていると思う。

 こういったプレゼンスシステムについてもう少し。記事でも「デスクにいたら/いなかったら」といったプレゼンスの判断が書かれているが、やはりここで“局所の位置情報”が必要になってくるんじゃないか。現在のインスタントメッセンジャのほとんどは「5分操作がなければ退席中にする」といった設定によって、その人がコンピュータの前にいるかどうかを示しているけれど、逆にいなくなって5分未満の間はデスクにいるものとして通知されていることになる。アバウトさもいいが、この程度の細かさでプレゼンスが取れるくらい出来てもいいんじゃないか。

 GPSみたいな位置情報と組み合わせて、家と会社の位置情報、会社や家の建物の中の位置情報だけで、その人が何をしているか、と言うプレゼンスまではかなり正しく推し量ることが出来てしまう。極端な話、このほぼ完全なプレゼンスのうちのどこまでをコミュニケーション補助のために使うか、という部分をユーザー本人の判断に任せるところまでいければ、プレゼンスのためのツールとしては一段落だろう。

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