FOMAで時間厳守に
2003.12.08 19:59 JST - COLUMN (keitai)
僕がFOMAに機種変更してそろそろ10ヶ月が立とうとしている(もうすぐ機種変更が出来るようになる、と言う意味で覚えている)。先日イズタニサンに指摘されて気付いた事があった。イズタニサンもFOMAに変更して「電波の入りが悪い」とのたうち回っている口なのだが、待ち合わせに遅刻しなくなった、と言うのだ。ケータイは「待ち合わせ時刻」「待ち合わせ場所」という概念を消し去ったと言われているが、その逆のアイディアと言うことになる。
何でそんなことを言い始めたのか、と自分の行動を考え直してみた。ちょうどその日はSFCから溜池山王へ向かったのだが、小田急線で代々木上原駅まで来て地下鉄千代田線に入る。国会議事堂前駅で降り、ホームを伝って溜池山王駅まで歩く。待ち合わせをしていた友人からメールをもらったのは、溜池山王駅についてから。あ、なるほど。
つまり都内の移動を地下鉄に頼る生活をしている人にとって、電車で移動している間FOMAは圏外なのだ。いざ地下に潜ってしまうと、途中で間に合わない、遅刻する、といった状況が起こったとしても、待ち合わせの相手に知らせることが出来なくなる。このため知らず知らずのうちに、きっちり時間を守って行動するように変化してきた、と言うのだ。
もし途中で遅れることが確定してしまっても、地下にいる限りは連絡することが出来ないため、相手にそれを伝えることは出来ない。黙って遅れていくと「何で連絡してくれなかったのか、分かっていたらどこかでコーヒーでも飲んでいたのに」と相手に不審がられることになる(やけに台詞が具体的だけど)。
一方相手は相手で地下鉄内でもケータイが使えるため(こちらは受信できないとしても)遅れる旨を連絡してくる。地下鉄の改札待ち合わせの場合、こちらは待たされている間も圏外になっているため、イライラというよりは相手が心配になってくる。それで悠々とやってくる相手を見て安堵を覚えるんだけれども、後から待たされていた自分はいったい何だったのだ、とやり場のないキモチになってくる。
イズタニサンは「地下に潜る時に暇にならないようにする準備」と「待ち合わせ場所は地上で」というFOMA生活の知恵を説いていた。「電波の入りが悪い」とはいえ、(金銭的な都合で)とりあえずは10ヶ月つきあわなければならないわけで、地下鉄駅でFOMAの基地局が普及していくまではこの知恵は有効活用させて頂こうと思う。
そんなFOMAユーザーを萎えさせるのが地下鉄駅のauの広告。
地下鉄の駅でも きちんとつながる auの第3世代ケータイで よかった。
と、いつものau節。こんな経験も相まって、割とどっしりと響くことこの上なし。
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松 村 太 郎