寒冷渦で悪天候
2004.05.22 20:05 JST - (weblog)

今日のトーキョー、ひたすら寒いです。台風が去った後の台風一過も半日だけ、またたくまに雲が広がり、雨が降ったり降らなかったり。これは台風が南から暖かい空気を引っ張ってきたと同時に、上空に「寒冷渦」とも呼ばれる冷たい空気を伴った低気圧(日本海にゆっくり南下する1000hPaのヤツ)。日本付近で典型的な天候不順の原因になるパターン。
地上天気図では前線もなくたいしたことない低気圧なのだが、上空の天気図を見るとその性質が分かる。

これは気圧が500hPaになっている高度を示した高層天気図。地上天気図と同じ場所にある5460mの閉じた等高線が上空の低気圧の中心。潰れて見えないかも知れないけれど、この中心付近は-25℃になっている。つまり寒気が流れ込んでいるという状況。
今日本は高気圧に覆われているわけではないけれど、高気圧に覆われて昼間天気が良さそうでも、急に夕方雨になったり雹が降ったりする。あるいはずっと雲が取れなかったり気温が低く、天候不順が長続きする事もある。
原因は、ジェット気流の蛇行。ジェット気流の蛇行はエネルギーの南北交換の役目を果たしているが、蛇行が大きくなりすぎると、河川の蛇行で三日月湖が出来るように、寒気が暖気側に取り残される。これが寒冷渦(簡単に言うと)。
数日〜2週間程継続する現象になるため、台風が去ってからしばらくは低調な天気だったり、雨や突風などの激しい現象に見舞われたりするんじゃないか、と。
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松 村 太 郎