今日からスタートの、師匠・小檜山賢二の写真展。新宿三井ビル(京王プラザホテルの隣)の1FにあるEPSONの展示スペース「epSITE」には、何点もの虫の写真がビルの廊下に向けて飾られている。昼時のOL達は「やだやだやだやだーーーーー」と言いながらお昼ご飯を食べに行くのが、ここ数日の風景。ひょっこり足を出しているのが師匠。
epSITEはエプソンの展示スペースと言うだけあって、飾られている虫の写真は全てエプソンのプリンタで印刷されている。「ちょっと間違いがあっても『すぐに印刷してきますから』と訂正したものを持ってきてくれるフットワークの軽さが面白い」とは、小檜山先生の言葉。
昆虫のように微細な構造を持つ対象物を拡大して撮影する時、全ての箇所にピントが合った鮮明な画像というのは撮影しにくい。そこで1つの対象物に対して、少しずつピントをズラしながら何枚もの写真を撮影し、ピントが合っている箇所を合成して1枚の写真に仕立てる。すると全てにピントが合っていて立体的に見える、不思議な写真が浮かび上がる。これが小檜山先生のMicro Archivingの手法。
この手法は、ピントがきちっと合うデジタルカメラとPhotoshopのような画像ソフトさえあれば、家庭で誰でも作成する事が出来るし、実在している物であれば何でも立体画像のようにアーカイヴする事が出来る。自動化が進めば、大容量の3Dコンテンツを安くスピーディーに作成する事が可能になる。また最近の研究で、1点1点に3次元座標の情報を持たせる事で、アニメーションとして動かす事も出来るようになっている。この動画がまた、迫力あるんです。

初日の会場には、写真好きの人や親子連れ、昼休みのサラリーマンなどがふらふらっと入ってきては、迫力ある昆虫写真に見入っていた。夏休みということもあって、Micro Archiving手法の親子向けハンズオンセミナーもあるので、自由研究にぜひ足を運んでみては如何でしょう。
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松 村 太 郎