talby - ポケベル入力が…
2004.11.28 23:25 | by TARO MATSUMURA
COLUMN | keitai
「量販店に近づけない」原因になっていたauのデザインケータイ「talby」が発売となって、早速店頭に並んでいる。図らずも近くを通ることになってしまったので、talbyを手に取ってみてみることにした。金属ではないとはいえ、良い質感ですね。ソフトキーやクリアボタンなどが画面の近い位置にあって、ホームポジション(テンキーの5の当たり?)からの移動量はちょっと長め、と言う印象はあるけれど、これはもはや慣れの問題でしょう。
GPSもFlash1.1も、諸々申し分ないというよりは必要十分な機能を備えていて、しかもあのデザイン、とても魅力的なのだが、1点だけ。ポケベル入力・2タッチ入力ができない端末のようなのだ。店頭で触ってみたり、店員にマニュアルを調べてもらったりした結果、文字入力モードをポケベル式に変更することはできないようだ。残念。でもこれはtalbyに限った話ではなく、ケータイ全体の流れなのかもしれない、と思うとちょっと危機感を覚え始めた。
もうどこかに書いたかもしれないけれど、僕はそもそもポケベルをリアルタイムには使っておらず、1996年から1997年にかけてPHSを6ヶ月使ってからDoCoMoのケータイに変えてここまで来ている。なのでメッセージセンターに電話をして、相手の番号を入力してから文字を打つ、という回線交換式のきゃらめーるやショートメールは使っていたが、PHS端末なりPDCの端末にその自動処理のメニューが組み込まれていた。つまり予めメッセージを作っておいて、相手の電話番号を選ぶと、自動的にメッセージを送る処理をやってくれるのだ。電話料金を気にしながらダイアルボタンを連打するという技は身に付かなかった。
むしろポケベル入力を習得したのはi-mode登場以降で、ケータイにかける文字入力の時間をどう短縮するか、という事を考えて、ケータイに搭載されていたポケベル入力を覚えていったというのが経緯。おかげさまで、と言うのも変だけれど、ケータイからの文字入力にそんなに抵抗感を覚えなくなっているし、片手・両手でタッチタイプをすることもできるようになった。マニアックで怪しい動きかもしれないけれど、ケータイを研究対象にしている身からすれば、できて損はない特技なのかもしれない。
明らかに速かったポケベル入力も、POBox搭載のソニーのSO210iを使ってから少し考え方が変わった。予測変換も学習を重ねて精度を高くしていけば、なるほどこれはなかなか速い、と思うようになったのだ。そしてほとんど全ての端末に予測変換が搭載され、多くの端末でポケベル入力と排他利用になってきた。そもそも少数派のポケベル入力が心地よく使える端末というのは、これからどんどん減ってきてしまうのだろうか。Symbien OS搭載の富士通のFOMA端末は、F2102Vから既にポケベル入力非対応になっていて、今後出てくる富士通・三菱電機の端末も同様に非対応になっているのだろう。
とはいえ、まだ少しは期待している部分もある。企業向けに無線LANとFOMAのデュアル端末として発売されたFOMA N900iLの実機を一足早く触らせて頂いたときに、LinuxベースのNEC製FOMAでも、キチンとポケベル入力に対応していたのだ。恐らくだけれど、N901iもP901iもポケベル入力には対応しているはずだ、と言うことになる。となると、やっぱりNECとPanasonicを使い続けることになりそうだ。
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