Vodafone's Flat Plan - 定額制&live! BB
2004.11.14 04:42 JST - BLOGGING (keitai)
Vodafoneも3G端末でパケット定額制をスタートさせる。これでキャリア各社が定額制を揃えることになる。
・CNET Japan: ボーダフォンもデータ通信定額制を導入 - パケットフリーを申し込み可能な料金プランは、バリューパック各種とビジネスパック、ビジネスエコノミーパック。基本料に加えて4095円を支払うとデータ通信を定額で利用できる。対象機種はV8シリーズとVodafone 902、802、702シリーズ。従量課金メニューでは、月額2100円でパケット通信料を75%割引きする「パケットエコノミー」も同時に開始する。
Vodafoneは定額制と同時に「Vodafone live! BB」というサービスもスタートさせる。定額制を生かしたケータイダウンロードサービスと思いきや、そうではなかった。PCのインターネットでダウンロードした暗号化されたコンテンツをSDカードやUSB、Bluetoothでケータイに転送。ライセンスキーをケータイのウェブから購入して暗号解除して楽しむという仕組み。
・ITmediaモバイル: 超流通を実現する「Vodafone live!BB」登場 - 暗号化コンテンツだけなら、自分でダウンロードしたものをメール添付して他人に渡すことも自由。受信ユーザーは別途、コンテンツ・キーを購入して内容を視聴することになる。同方式を採用することで、P2Pネットワークなども配信経路に利用できる可能性がある。
ケータイが通信機器ではなく、コンテンツビューアーとしての役割を担うという意味では面白いし、アドホック通信ができるようになれば、上の記事で指摘の通りP2Pでも、(暗号化された)コンテンツは公共空間でケータイからケータイへと伝搬し、見るなり遊ぶならば課金認証を取る、と言うスタイルは可能になる。
以前書いた「PSP as Survival Knife?」で、PSPの無線LAN機能の可能性について、
この無線LAN機能をネットワークへの接続や対戦モードのためだけに生かすのももったいない気がしてしまう。
なんて書いていたけれど、これを書いたときにに1つ忘れていたのはアドホックによるデータの交換だ。対戦モードだけではない。
書き込み可能なカートリッジに友人のPSPからゲームを転送してもらって、そのソフトを利用するための認証をケータイで取得する、なんて言う芸当も考えられる。PSPが課金システムがあるネットワークを持たないのでケータイなどに頼らざるを得なくなってしまう。一方のVodafone live! BBはデータのやりとりに高速なネットワークを使えない(Bluetooth対応機が少ないし、そんなに速くない)。
PSPとVodafone live! BBと、どちらもコンテンツを消費するのは同じだが、片方は課金システムと公共通信網が、片方は高速なアドホックネットワークが、それぞれ足りないわけだ。逆に考えれば、この両方を兼ね備えたゲーム機、もしくはケータイというのが近い将来実現される姿だ、と言うこともできる。
例えば渋谷駅でダウンロードできるゲームと新宿駅でダウンロードできるゲームとが違ったりすると面白いんじゃないか、なんて思ってしまう。その話題のゲームをやるために、みんな新宿駅に集まるんですよ、リリースされる日に。ある意味非効率なわけで、ネットならどこでも落とせるようにすべきが、なんだか場所性があって面白いんじゃないか。ただ単に僕がそう言うコンテンツ配信が好き、と言うだけの話。
まあ上の例は極端だとしても、例えば渋谷の109の前で新作ゲームのキャンペーンをやると言うときに、自分のPSPなりVodafone live! BB対応端末を109の前に持って行くと、そこでしかダウンロードできない期間限定でプレイできるゲームのサンプルを手に入れることができる、なんて使い方もイイ。
ありきたりな考え方だけれども、これが持つ意味は、通信が利用しやすくなればなるほど距離を感じさせないコミュニケーションが簡単になるが、そこで失われつつある感覚、情報を足で稼ぐという感覚が復活するということだ。もちろん稼げる情報は、割と形あるモノになっているかもしれないけれど。
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松 村 太 郎