35% - Livedoorがニッポン放送株を取得
2005.02.09 03:19 JST - BLOGGING (net radio)
フジテレビとニッポン放送の資本関係のねじれが公開買い付けによって解消されようとしているときに、ライブドアがニッポン放送株を35%取得したそうだ。今後フジテレビとライブドアの間で色々な駆け引きが展開されるか、あるいはとりあえずニッポン放送との関係構築に着手するプロセスにはいるのか注目すべきだが、やっぱり射程はフジテレビなのだろう、と思ってしまう。
・ライブドア、放送業界へ命をかけて進出--ニッポン放送株35%取得 - 堀江氏はこう続けた。「インターネットに比べて圧倒的なリーチを誇るテレビとラジオだが、こうした既存メディアのホームページには、番組情報しか掲載されていないので非常にもったいない。広告モデルが安泰なため、これまでテレビやラジオではユーザーから直接収益を得るようなことは考えてこなかった。しかし、今後もそうしたモデルが続くとは思えない。
ライブドアは、広告モデルからメディアのアクターとしての聴衆へダイレクトにアプローチするモデルへと収益源をシフトさせていくというプロセスについて「僕らなら手伝える」というメッセージを送っている。これは放送局側の姿勢を変化させると同時に、聴衆が既存のマスメディアとのつきあい方を変えなければ成り立たないモデルと言うことでもある。いずれにしても北風と太陽の北風的なやり方ではなかなかついてこなさそうだ。
またマスメディアという形が聴衆から直接収益を得るモデルに、そもそも合っているものなのかを考える必要もある。視聴者から視聴料を取っているNHKのように、1歩間違えれば不払い運動に繋がってしまうし、もちろん元々注意深く放送をしていくべきではあるが、広告が入っている既存の民法と聴衆へ課金するモデルとをどのように共存させるのか、まだ僕の中ではイメージが浮かばない話だ。直接的な課金でなければ物販など色々既にあるけれども。
しかし、である。もしライブドアがこのまま子会社化することに成功したら、ラジオを「紹介メディア」、ネット・ブログを「詳細メディア」あるいは「説明責任メディア」として役割分担をさせるなどして、ラジオからネット、ネットからラジオというトラフィックの流れを持つメディアが出来上がり、この中で今までよりもより柔軟な収益モデルを伴った連携を持たせることは存分に可能だ。
「紹介メディア」と「詳細メディア」というのは思いつきながら良い取り合わせですね。これからマスメディア側の反撃も始まるだろうから、本当にしばらく目が離せないニュースになりそうだ。
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松 村 太 郎