スキー旅行に欠かせないデジタルガジェットと茶碗
2005.02.24 11:38 JST - OUTPUT - digital campus (mac)
冬休みの話題。夏休みも旅行の話を書いたけれど、今回はスキー旅行だ。iPodに入っている音楽を共有するにはどうするか、という話で目から鱗だけれども考えてみれば当たり前、と言う体験をしたので、それを元にして書いてみました。
> CNET Japan: スキー旅行に欠かせないデジタルガジェットと茶碗
今回も春休みの話題から。春休みは夏休みと同様長い休暇で、学生は国内や海外に飛び回る時期だ。夏と違う点は、旅費が比較的安いこととスキー旅行へ行くことができるようになることだ。以前の温泉旅行を紹介した記事では、5人中2人がノートパソコンを持ってきたと紹介した。荷物も多くなるスキー旅行にはさすがに持ってこないだろうと思うが、それでも決して持ってこないとは言い切れないところがSFCの学生のイメージだ。
スキー旅行へ持って行くデジタルガジェットは、普段の生活とはあまり変わらない。ノートパソコンはともかくとして、デジタルカメラ、iPodなどのミュージックプレイヤー、ケータイ、USBメモリなど。USBメモリは何に使うのかわからないがいつも持っているから持ってきたという感覚で、それ以外のモノはSFCの学生でなくても持ってくる範囲のものだと思う。
スキー場のゲレンデでこういったツールを使う場面に来たとき、あまり気にしないようなことが気になり始める。まずは防水性能だ。せっかくなのでゲレンデでも写真を撮りたい、とウェアのポケットにデジタルカメラを入れて行くが、スキーやスノーボードの腕前によほど自信がある人でなければ、いつ転んでびしょびしょになるかと冷や冷やするし、転んだ衝撃で壊れてしまっては困る。
そうでなくても雪が降っていればカメラをむき出しにして撮影するのは心配だ。普段の利用ではメタル調で小さくてスマートなボディに惹かれるデジタルカメラも、スキー場ではホールド性がよくてレンズが突き出さないタイプの製品の方が安心して使える。
また、ケータイはグループでスキー場へ行ったときには必須のアイテムで、待ち合わせの確認に威力を発揮する。これもゲレンデに持って行くことになるが、デジタルカメラと同様に防水は気になるところだ。特にケータイは水没サインがついていると保証が受けられなくなるので日ごろから水気から遠ざけるようにして使っている。それだけに、例えばボタンの継ぎ目から浸水してしまわないか気がかりだ。ディスプレイを外側に向けた状態で折りたたみ、ボタンを隠した状態で通話できる端末があれば何となく安心だし、タッチパネルで操作もできればなおよい。
バッテリーも気になるところだ。ほとんどのデジタルガジェットに採用されているリチウムイオン電池によって、それまでの充電池のような寒冷地で電池のもちが極端に悪くなることはなくなったが、それでも残量が少ないときは使えなくなることがある。いずれにしても冷やさないようにしておかなければならないのは確かだ。
スキー場のゲレンデでこれらのツールを使うときに便利だったのはiPodのソックスだ。iPodシリーズ向けのサイズで作られているが、デジタルカメラやケータイなどの似たようなサイズのツールなら問題なく収納できる。表面に付いた水滴を吸ってくれるし、(効果のほどはわからないが)むき出しよりも保温してくれそうだ。
デジタル製品に触れるのはインドアであることが圧倒的に多い。そのため、普段どれだけ扱いに慣れていても、フィールドで使うことで新しいアイデアや気付きがもたらされるかもしれない。もちろん、そんなことを考える余裕があるくらいにスキーやスノーボードが上達したら、という話だが。
学生のスキー旅行は、スキーももちろん楽しいが部屋に帰ってきてからもまた楽しいものだ。夜中まで話し込んだりゲームをしたり。そんな定番の部屋の様子の中で、目から鱗が落ちるようなアイデアを教えてもらった。「スキー場で定番の曲のプレイリストを作ってきたからその音楽を聴こう」と言い出すのだ。iPodは持っているが外部スピーカーなどはない。どうやってみんなで聴くのかと尋ねてみたところ、なにやらごそごそと用意をし始めた。
用意したのは旅館にありがちな日本茶の茶碗。ここにイヤホンを入れて再生ボタンを押す。すると、大迫力とは言えないがみんなに聞こえるくらいに再生されている曲が聞こえてきたではないか。定番の音楽なので足りない音量は歌って足せばいいとして、外部スピーカーがなくても音楽をみんなで楽しむことができた。
原理は普通のスピーカーとほぼ同じで、イヤホンがドライバの機能を果たし、茶碗で音が響く。そこで思いついたアイデアは、DJミキサーなしで実現するノンストップリミックスだ。別のiPodで次の曲を用意して同じ茶碗にイヤホンを垂らす。そして前の曲を再生しているiPodの曲が終わる頃にボリュームを絞りながら、次の曲がスタンバイされているiPodの再生ボタンを押す。これで音が途切れることなくミックスをすることができる。皆がそれぞれのミュージックプレイヤーを持ち寄って音楽を楽しみ、次の日の朝に支障が出るくらいに盛り上がってしまった。
もし今度の週末スキーへ行くと言う方向けにもう少し補足すると、耳栓のようなフードがついているようなインナーイヤータイプのヘッドホンではいまひとつ音量を稼ぐことができなかった。また、普通のガラスのコップで試してみたが、やはり音量が小さい。外に向かって口が開いている日本茶用の茶碗で試してみてください。盛り上がっても、くれぐれも次の日にケガをしないように。
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松 村 太 郎