Yahoo! Blog - 満を持して
2005.02.01 00:45 JST - BLOGGING (weblog)
Yahoo! Japanが「Yahoo! Blog」をベータ版としてスタートしたそうだ。コメント、trackback、RSSなどの基本的な機能を押さえていて、テキストは無制限、画像は1エントリーあたり2MBまでで合計2GBまでアップロードできるそうだ。テキストはWiki文法とHTMLのハイブリッド対応。
・ITmedia: ヤフーがBlog参入、β版公開 - 記事をフォルダに分け、フォルダごとに名称やカテゴリー、公開・非公開を設定可能。簡単なアンケートを作成できる機能、お気に入りのBlogを登録する機能、自分のBlogを誰がお気に入り登録したか分かる機能、訪問者数やコメント数から人気度を表示する機能、記事のトラックバックやコメント数、登録カテゴリーを確認できる機能、訪問者の履歴を確認する機能を備えた。
アバターなどのYahoo!の他のサービスとの連携は(当然のように)実装している。このYahoo!アバターは意外と核になってくるかもしれない。アバターが書いている、というちょっとした前提が、コメントやtrackbackやお気に入り、ファン設定などの敷居を下げてくるのかもしれない。2月時間が出来たら少し触ってみようと思います。
それにしても無料blogサービスもコミュニティ形成を上手くやり始めたら、独自ドメインでblogを構築している人も各無料サービスにクロス・ポスティング(同じ内容を書き込むこと)しなければ、効率的な読者確保が難しくなってくるかもしれない。blog間のテクノロジ的な共通言語でサーバやサービスを超えて連携しやすいと言った、blogツールならではの状況とは違うように思える。それだけ日本人や日本のプロバイダがネットコミュニティ作りと適応に長けているという事か。
・CNET Japan: ヤフー、RSS配信に対応した「Yahoo!ブログ」のベータ版を提供開始
・Yahoo!ブログ
trackback頂きました。
・101Blog: YahooブログはSNS? - 僕は「Yahoo!ブログ」はYahoo!のプロフィール情報(これはサイドバーからは削除できません)を介して、仕組み的にYahoo!の穏やかなSNS化に拍車をかける事になるんじゃないかと感じています。<略>「Yahoo!ブログ」はYahoo!の各種サービスをモジュール化して実装することで、ユーザーに新しいホームページのフィールドを個人に提供できる可能性を持っていると思います。真の意味でのMy Yahoo!が始まろうとしているのかもしれません。Yahoo! Japanはそこまで考えてないと思いますけど。あはは。
このご意見は僕もそうだと思います。今現在My Yahoo!は様々なモジュールを組み合わせて自分の使いやすいスタートページを作ることが出来るようになっているが、その入り口がニュースなのか自分の日記なのかというというのは大きな違いがある。My Yahoo!を入り口として使っているユーザーにとっては、今まで通りのインターネットが情報収集の手段から別のモノに変化すると見ることが出来るからだ。それが個人の日記であり、ネット上の日記を介したコミュニケーションやネットワーキングが生まれてくることになる。
・nobu417.net: Public or Private? - これに対して果たして Yahoo! はどんな方向性を提示してくるのか・・・正直、Yahoo! の今までの流れから考えると外部は意図的に切り離すような方向で進んでいく気もしますが、期待せずに見守ってみようと思います。
お二方ともYahoo!が作るサービスへの期待値があまり高くないというような感じですね。Yahoo!が単独でもユーザーを囲い込んでいくことが出来るという判断をしているとすれば、ブランド力とユーザー数とネットからリアルにかけて整備を進めているサービス群を抱えているからこそだろう。最近Yahoo!は銀行設立へ動いた。銀行と言えば今まで口座番号というモノがあって当たり前だったが、Yahoo!が手がける銀行では当然のようにYahoo! IDがすなわち口座番号になるのではないか(やるならそうあって欲しい)。
こうなってくるとYahoo!が考えているのは、とりあえず独自のblogサービスとSNSっぽさを利用したコミュニケーション形成に留まらず、ネット上とリアルとを行き来する経済圏を伴ったメガ・コミュニティ形成であり、そのアクターとしてblogを持ちSNSでネットワークされているネットユーザーを育てようとしている、と推測できないだろうか。だとすれば緩く、しかし今まで以上にはっきりと、外と中という考え方を作り始めても不思議ではない。
そんな大きな話にしなくても、Yahoo!が外部サービスとの連携を準備しない理由はある。多くのネットユーザーにとっては関心のないことだからだとも考えられる。我々のように独自ドメインでサーバをレンタルしているblogユーザーならblog的にオープンな連携をしているココログやはてなに好感を持てるのかもしれないが、大多数のネットユーザーにとってはそれは関係ないことだ、とも言える。
ウェブ上にウェブページを持って簡単に更新することが出来て、コメントやtrackbackの機能さえついていれば「ブログ」として使う。そこ以上のblogが持ち合わせている条件、外部のサービスとの連携が出来るかどうか、RSSに対応しているかどうかというのも現在ではぎりぎりで、しているから良い・悪いと言う感想を持って使っているわけではない。当面できることは同じなのだから。そんな「ブログ」像の中に搭載されているべき機能としてtrackbackを盛り込んだSixApartの功績は大きい、と僕は思っているのだけれど。
Yahoo! のblogサービスが流行る流行らないではなく、どんな質のコミュニティに変化していくか、あるいはハンドリングしていくのかに興味がある。
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松 村 太 郎