Subway Filling Project
2005.04.06 14:12 JST - BLOGGING (keitai tv)
移動中の隙間時間を携帯型ラジオや書籍・雑誌から奪ったとされているケータイ。これにすり寄ろうとしているのがテレビだ。NHKと在京民放5局と東京都交通局が、地下鉄線内での地上波デジタル放送視聴を目指す「Subway Filling Project実験協議会」を発足したそうだ。
トンネルは電波的に見れば細いチューブになっていて、壁にぶつかっては反射をしながら飛んでいく。すると直達電波と反射波とを同時に受信してしまうマルチパスが起きやすく、技術的な解決が必要となる。地上波デジタルはOFDM方式を使っているため、マルチパス問題の解決がしやすいようだが、地下鉄の中でテレビが視聴できるようになるのはいつになるだろうか。
想定されているテレビの視聴シーンはモバイル端末で各自で見る、と言う前提になっているようだが、とにかくマナーモードは必須、と言う電車内だ。なかなか音を出しながらテレビを見るというわけにはいかないんじゃないだろうか。となると無声でも楽しめるコンテンツにするか、クローズドキャプションにキチンと取り組むか。そうでなければ技術的な解決がなされても、見る機会に恵まれないと思う。
現在JR東日本や東急電鉄の新しい車両では、行き先や乗り換え案内などに使っているディスプレイとコマーシャル映像が流れているディスプレイとが設置されている。ここに地上波デジタル放送を、タイアップして流す、というアイディアはあるかもしれない。今月の朝の通勤時間、都営浅草線ではTBSの情報番組が流れるが、都営新宿線ではテレビ朝日。そんな陣取り合戦になるのだろうか。
・ITmedia: 地デジ地下鉄受信で在京TV6局と都交通局が協議会
・ITmedia: 地下鉄線内で地デジ受信 日テレ、フジ、TBSが実験へ
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松 村 太 郎