Slide Direct Transform - ワンプッシュの技
2005.06.10 15:04 JST - COLUMN - d901is (design keitai)
D901iSを使いたかった最大の理由は、スライドボディというスタイルだ。先代D901iはある程度の所まで力をかけるとスライドオープン・クローズをするというニュートラルな方式だったが、D901iSになってからは端末の左側面にあるボタンを押すとスライドオープンする方式に変更されている。Panasonicの端末はP504iから折りたたみ型でワンプッシュオープンに対応している。思えば6月10日発売の端末は両方ともワンプッシュオープン端末だった。
・tarosite.net special: A Slide Communicator - DoCoMo FOMA D901iS Review
D901iの頃から、スライドオープンさせるタイミングで何らかの機能をONにする動作が可能だ。つまりスライドさせることがスイッチになっているのだ。P900iを使っていたときに、電話がかかってきたときにワンプッシュオープンすると着信している通話を開始する、つまり通話ボタンと同じ役割になっていた。サブディスプレイで番号通知を確認して、ワンプッシュオープンして端末を耳に運ぶ。細かいことだけれど、とても気持ちが良い動作だった。
D901iSは、その気持ちよさをよく学んでいると思う。着信しているときにスライドスイッチを押すと当然のように通話を開始するし、メールを受信して表示させたときにボタンを押せば返信画面に移行するし、カレンダーを表示させているときにボタンを押せスケジュール編集になる。ボタン式になったスライドオープンスイッチは、スライドがスイッチになっていることを更に強調するような感覚だ。
Panasonicの端末のようにダイナミックな動きはしないが、だからこそボタンによる端末の姿の変化はスマートというかエレガントさすら感じられる。スライドさせると、隠れていたテンキーが操作出来る状態になる。これはつまりテンキーを使うぞ、という意思表示をしているわけだ。クローズしている状態でも十時キーやソフトボタン、通話・終話キーなどのボタンが前面に出ているため、文字入力以外の全ての操作を行うことが出来る。いざ、文字入力をしようと言うときにオープンさせるのだ。
折りたたみ型のケータイで端末を開いたときに、最近の大型ディスプレイやカメラの内蔵などで、トップヘビーというか、端末の重心がだいぶ変わる感覚があった。SH901iCもそうだった。しかしD901iSはスライドさせてテンキーをうとうとするときも、閉じているときとそんなにバランスが変わらない。十時キーがあるところがそのままテンキーになるから、左手を使って端末を握り替える必要もない。これはハマる使い心地だ。
そして三菱電機のケータイメーカーサイト『My D-Style』でダウンロード出来るZippoライターの開閉ような効果音をスライドオープンに割り付けると、これがまた心地よいスライドの感覚を増幅してくれる。同じ音がSony Ericssonのpreminiのホールドスイッチ向けにも用意してあるが、これもまた、良く研究している、と言うところなのだろうか。
とにかく心地よい、気持ちいい、それがスライド型端末の醍醐味なのだろう。
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松 村 太 郎