RYO YAMASHITA(ヤマシタリョウ)さん - 山下眼鏡工房
2006.02.22 11:09 | by TARO MATSUMURA
COLUMN | art, mono, syndicate, tokyo
表参道ヒルズオープンの日、同潤会アパートに古くからあった舶来眼鏡のブティック「リュネット・ジュラ」でヤマシタリョウさんに出会った。眼鏡作家のヤマシタさんがオープンしたての表参道ヒルズに再び入った新生「リュネット・ジュラ」で、眼鏡の展示・販売を行っていたのだ。他のショップ店員は張り切ってきびきび動いている中で、1人だけゆっくりと、ゆったりと眼鏡を見ていく人をにこやかに眺めていらっしゃる。そんなヤマシタリョウさんについつい声をかけてしまった。ちなみにこの写真は、僕のMacの23"ディスプレイの壁紙になっています。とにかく美しい。
ヤマシタリョウさんは山下眼鏡工房の主宰で眼鏡作家として活動しているアーティスト。アーティストと言うよりもホントに眼鏡が似合うモデルのような方だった。大きな写真を見て頂くと分かる通り、細いフレームと美しい曲線を描くヤマシタさんの眼鏡は、今僕の身の回りにある数多くの眼鏡が持つその姿とは一線を画しており、とにかく美しいのだ。そして一方で、見て楽しむものでかけ心地はどうなのだろう、と思ってしまうのもまた事実だ。
しかしヤマシタさんのこの作品は、キチンと人の頭にフィットするから驚きだ。更に言うと、今までかけたどんな眼鏡よりも軽く、そしてまさに「眼鏡は顔の一部」になってくれる。「形の美しさと機能の美しさを両立させなければ」とはヤマシタさんの言葉である。逆に「機能が美しいものは形も美しい」とも語っていた。そんな両方への繊細な意識を傾けた結果出てきた作品を見ていると、ヤマシタさんの笑顔のようにゆっくりと気持ちがほぐされてくるようだった。
ヤマシタさんの個展はこの春、精力的に行われる。日本橋にある眼鏡舗「村田長兵衛商店」のメインウインドウに3月4日から飾り付けられる他、表参道ヒルズ「リュネット・ジュラ」で4月1日から14日まで再び個展が開かれ、5月23日から28日まで世田谷美術館分館の清川泰次記念ギャラリーで個展が開かれるそうだ。眼鏡をかけている人も、そうでない人も、ぜひこの眼鏡を見てみてください。機会があったらかけてみると、更にこの眼鏡の美しさを体感できるはずです。
・from 今日のトーキョー: RYO YAMASHITA(ヤマシタリョウ)さん
http://tokyotoday.net/2006/02/ryo_yamashita.html
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