TAROSITE.NET > > iTunes Music Storeで映画販売か

iTunes Music Storeで映画販売か

2006.06.22 12:07 JST - ( )

 iTunes Music Storeで待望の映画販売が始まるかもしれない、というニュース。ちなみに僕はほぼ全くと言っていいほど、iTunes Music Storeで音楽を買わなかったけれど、最近ちょっと買ってみようかな、と思うようになってきた。別にパッケージが欲しいという心境の変化があったわけではなくて、購入したものをCD-Rに焼いて、それをきちんとした方法で保管しておけばいいのだ、ということに気付いたからだ。

 そんな話は置いておいて、iTunes Music Storeの映画販売、価格が問題のようだ。


・ITmedia: Apple、「1本10ドル」でiTMSの映画販売交渉中  - Appleのスティーブ・ジョブズ氏は映画1本あたり9.99ドルという一律価格を望んでいるとされるが、映画会社側はビデオとDVDの小売価格を反映して値段に幅を持たせたい考えだ。小売価格は一般的に、1本数ドルの廉価版から、19.99ドル以上する新作まで幅がある。

 映画1本で$9.99〜$19.99という値段の幅を持たせるか、それとも音楽販売のように$9.99に統一するか。映画配信のクオリティにもよるけれど、320×240ピクセルが最大解像度で$19.99は高いだろうと思ってしまう。確かに価格の問題もあるんだけれども、同時に僕はクオリティの問題もつきまとうのではないか、と考えている。

 僕の映画の見方はだいたい1度見ればOKで、たまに気に入ったコンテンツは繰り返し見ることになる。1度見ればいいコンテンツにはお金をかけたくないし、繰り返し見るコンテンツに関しては良いクオリティで手元に採っておきたいと思う。ここで価格とクオリティのバランス・使い分けみたいなモノがあると考えた。しかしこれもまた間違っているかもしれない。1度見ればいいコンテンツだからこそ、クオリティが高く見たいと思うんじゃないか。自宅にフルペックハイヴィジョンのテレビがある場合、もはや現在のiTunes Music StoreのPVのサイズでは満足できないと言わざるを得ない。

 実は音楽にも同じ事が言える。CDの音質が最高によいか、といわれればSACDやDVD-Audioといったさらにクオリティを求めるメディアも存在している(普及はしてないけれど)。ジャケットというモノが手に入って、自分の好きなように変換して楽しむことが出来るCDが存在している以上、自分の大好きなミュージシャンの音楽に関しては、たかだか128kbpsの圧縮音声を購入しようとは思わないわけだ。

 しかし音楽のクオリティの問題は、そろそろ解決される可能性がある。こんなニュースがあった。

・MacRumors.com: Higher Quality iTunes Coming?  iTunes Producer includes the ability for record labels to encode music in Apple Lossless Codec (ALC), which may indicate that Apple is preparing iTunes for distribution of music in ALC.

 Apple Lossless Codecに限らず、「Lossless(ロスレス)」と名のつく圧縮音声は可逆圧縮、つまり圧縮しても元通りに解凍できることになる。つまりApple Lossless CodecでiTunes Music Storeから配信された音楽は、CDクオリティで配信されてくることとあまり変わらない。CD-Rに焼いてCDプレーヤーで再生すれば、CDをお店で買ってきたものを再生することと、理論的には同じである(どうやらどんなCD-Rドライブで焼くか、どんなCD-Rメディアに焼くかで若干の音質の違いはあるそうです)。そしてなんと言ってもすばらしいのは、Apple LoslessのCDクオリティの音楽ファイルがiPodでそのまま再生可能だということ。これは煩わしくなくて良いと思う。

 実はApple Lossless CodecはiTunes 4.5から搭載されていた機能だった(現在はiTunes 6系です)。ずいぶん前から技術的な導入をして置いて、それをサービス化するタイミングが1.5世代後、という用意周到さもまた、したたかでクールなAppleというイメージをより強めるモノだ。そして同じiTunes 4.5から搭載されたのが、(これもあまり知られていないが)ジャケット印刷機能である。

 プレイリストの中の曲や曲のジャケット写真から、自動的にCDケースにフィットするジャケットを印刷することが出来る機能である。Apple Losslessとこのジャケット印刷機能(これに対応したデータも配信してくれればいいですね)を組み合わせれば、クオリティやモノとしての存在も含めて、レコードショップに遜色ないミュージックストアをiTunesで実現できるようになる。

 音楽に関してハイクオリティなコーデックにジュークボックスが対応し、iPodが対応し、ストアで販売を始めるという流れを見てきたが、映画の話に戻って同じ手順があると考えると、やはり欠けているのが高品質なビデオ再生に対応するポータブルプレーヤーである。ここで次世代、6世代目のiPodの存在がどんなモノであるか、考えやすくなるんじゃないだろうか。

TRACKBACK

このエントリーのトラックバックURL:
http://netnomad.org/mt-tb.cgi/6791

COMMENT

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

TAG

">

">

">

">

TRACKBACK
COMMENT