Nomad Tree - tokyotoday sound 2006.07B
2006.08.14 02:09 JST - OUTPUT - REVIEW - tokyotoday (disc music)
1日1曲セレクトしている今日のトーキョーサウンド、2006年7月後半の14曲をご紹介。今回は僕のオフィスにあるタビビトノキが、亜熱帯の故郷、奄美大島に思いをはせるバックグラウンドミュージック、ということで選んでいます。湿気が多め、ちょっと鬱そうとしていたり、スコールが来たり。そんな変化に富んだ、生物のにおいがするようなところで生まれたであろうタビビトノキの、ちょっとしたノスタルジーも込めたラインはお気に入りのセレクトになりました。
01. Pedra De Toque
Wagon Cookin'
オープニングトラックはWagon Cookin'。タビビトノキがが故郷の奄美大島を回想するシーン。オープニングは想起、そしてジャングルの奥地へ向かうというビジュアルののBGMとして。それにしてもエレピが素敵なトラック。
02. O Sol Nascer
Sirius B
早速ブラジリアン。ホーンセクションのアクセントがキャッチーなオープニングを抜けると、伸びやかなストリングの上をはっきりとしたヴォーカルがメロディトレース。とても心地よいボッサに、大きな葉っぱを揺らします。
03. Got Cha
Ursula 1000
僕の大好きな胡散臭い系(ラウンジ系)、Ursula 1000。ジャングルに入っていくと動物たち、植物たちなどたくさんの仲間が出迎えてくれます。いや仲間意識はないんだけれど、密集しているからそう言う気分になってくるというか。
04. Afro Luso Brasileiro
Jazzinho
ブラジリアンの極上ヴォーカルですっかりお気に入りになったJazzinhoのセカンドアルバムからチョイス。シンプルでクリアなサウンドに彼女の守備範囲が広い音域を堪能するにはぴったりの1曲。
05. Gymonpedie #1
Electric Statie
ここで少し小休止。亜熱帯の森の中では、植物が水を蒸散していく音すら聞こえてきそうですよね。そのくらいに湿気た、穏やかなトラック。それにしてもジムノペディは本当にたくさんカバーされますね。
06. Watch The World
Takagi Masakatsu
ノスタルジックな優しいヴォーカルに包み込まれる。家族と一緒ではなく一人で故郷を振り返ったり、先祖を見舞ったりしていると、自分の存在や住んでいる世界が不思議とクリアに見えてくる気がします。
07. Celos
Gotan Project
タンゴ×クラブのGotan Project。今回のアルバムはゆったりした曲が多いですね、よりタンゴ濃度が高いというか。涼しげなカフェに戻ってきて、一人で食事をしてみる。こんな音楽がかかっていると、寂しいけれどそれもオシャレに思えてきて。
08. Arrastao
Ursula 1000
Ursula 1000からもう1曲。彼らにしては新しいトライに聞こえるのがこのヒップホップっぽいトラック。ラップが乗せられているけれども、あくまでギターだとかフルートが引っ張るグルーヴはさすがの一言。
09. E Dificil Esperar (Rio Version)
Riovolt
Riovoltのラテンジャズトラックをご紹介。もうちょっとエレキな方向性を感じられたRiovoltもこのアルバムになると生音を絡めながらの幅広いサウンドを見せてくれて、とても楽しめる1枚です。
10. Lester Young In Eternity Blowing His Horn Alone
Troublemakers
アンビエントなエレクトロニカが集められているTrouble Makersのアルバム「Express Way」。ダウンテンポの中に、たくさんの音がしてくるのはジャングルさながらの夜。
11. Cata-Vento
Riovolt
再びRiovoltのアルバム「Sambarama」から。朝を迎えてそろそろトーキョーの生活に身も心も戻してこなければならないけれど、そのためにはおいしい水から始まるゆったりとした朝ご飯を。
12. Aeromoca
Nu Braz
この夏大注目のお気に入りNu Braz。都会的なオシャレさがあるんだけれども自然を感じさせてくれるナチュラルなサウンドということで、ど真ん中にきているんです。このトラックのヴォーカルもさわやか。
13. Sushi Or Something
Japan Iris Feat. Diego
これはユニーク。そうそう、「もし日本に来る時間があったら、寿司かなにかを食いに行きましょう?」とずっと言い続けているのがこのトラック。その喋り言葉がいつの間にか音楽になっているから不思議ですね。
14. Rising Moon
Kaoru Inoue
最後は井上薫さんのナンバーで。都会に帰ってきても、月が出る頃に目をつぶれば、奄美大島を思い出す。そりゃちかくにタビビトノキがあれば、当然ですよね。
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松 村 太 郎