2006.10.02 23:54 JST -

ファストスイッチとiTunesのライブラリ共有

 1台のMac複数人で共有しているときには、ファストユーザースイッチという機能でログインした状態をキープしたまま、別のユーザーに切り替えてログインできる。UNIX系のOSなのだからそもそも出来て当たり前で、MacのプレゼンテーションソフトKeynoteでおなじみの画面ががったんと転がるエフェクトでユーザが切り替わるので珍しく見えるさだけだ。まあ家庭で共用のパソコンを使うときには便利な機能だと思う。

 今さっき気がついたんだけれど、iTunesを立ち上げた状態でほかのユーザーに切り替えると、そのユーザーのiTunesから、裏手に回ったユーザーのiTunesライブラリを共有することができるのだ(もちろんあらかじめ共有をONにする必要がある)。記憶が定かなら、以前は切り替えた裏でiTunesが起動していたら、今表のユーザーはiTunesを起動出来なかったはずなので、地味な進化を遂げていたようだ。

 あまり1台のマシンにたくさんのアカウントを作りたくないのでやってないけど、たぶん裏に複数のユーザーが動いていても、人数分のライブラリ共有が可能なのだろう。ログアウトしないスタイルを推奨しているのも、これから出てくるiTVの上で楽しむ家族の「自前自腹のコンテンツライブラリ」を常に共有可能な状態にしておく必要があるからではないか。

 もう一つ勝手に興味深いと感じているのは、他のマシンでログインしているユーザーも同じマシンに裏でログインしているユーザーも、家庭内のネットワークにおいては同じようにライブラリの共有対象としている点だ。複数人をホストしているマシンから見ればローカルだけれど、使っている人からはネットワークでつながった人と扱いは同じなのである。

 これは情報の在処とか、人の居場所のような概念を、家の中において再定義するような、もしくは現状に即した解釈に合わせるような、そんな興味をそそられる。アプローチは違うけれど、ロケーションフリーTVや060番号が割り当てられることになるであろうFMCなんかを考えるときに、参考になりそうな話だと思う。

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