2006.10.02 04:14 JST - IDEA
圏外は論外
今日月例のタマちゃんとの会合で彼がケータイに関して発したキャッチーな言葉がこれ。
「圏外は論外」
確かに言うまでもなく、ケータイが圏外だと使いモノにはならない、しょうがないモノだということをすっきりと表している。ナイスですね(古いか、この言い方は)。
僕とタマちゃんは高校生の時に隣の席で、DoCoMoを使い始めた戦友だ。ケータイだけのことについてだと、戦友というと大げさかもしれない。しかし当時を思い出すと、ちょうど教室の席順で、前半分がDoCoMo派閥、後ろ半分がIDO派閥にすっぱり分かれて勢力争いをしていたので、やっぱり戦友ですね、ケータイに関しても。
そんな世代の僕らからすると、ケータイは(男子でさえ)友人とのつながりを確保するツールという意味合いが強いので、「圏外は論外」なのだ。この感覚がはたして今後も続くのか、ということである。
僕がまず驚いたのは、カメラ付きケータイを買って、すぐ解約して、それをデジカメ代わりに使うというニュースだった。解約したらそのケータイはずっと圏外で、スタンドアロンで使うというのだ。通信できないケータイなんて。
ケータイよりもデジカメ専用機の方がキレイな写真が撮れるけど、ケータイは割り引きされていて、安価にデジカメが手に入るから、という理由で出てきた行動だという説明が添えられているが、この説明も理解できない。だってデジカメの方がキレイな写真が撮れるじゃないですか。クオリティに関する格差を感じる瞬間である。
ケータイには、カメラ以外にも圏外でも何とかなる機能が増えてきた。ケータイ型ラジオやテレビがそれだ。ケータイの通信は使わないから、圏外でも楽しめる。おサイフケータイやダウンロードしたゲームなんかもそうだ。
けれどもこれらには新たな「圏外」がつきまとう。例えばテレビが見られるケータイを持っていても、ワンセグ放送の行われていないエリアではキレイな映像を楽しめない。せっかきおサイフケータイに電子マネーを用意しても、いざ入ったお店にリーダーがなければ、宝の持ち腐れになる。
やっぱりケータイには、「圏外は論外」という概念が、今後もつきまとうことになりそうだ。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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