木枯らし1号から考えるアーカイヴ
2006.11.12 15:06 | by TARO MATSUMURA
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photo by taromatsumura at Omotesando, Tokyo [GET MAP!]
今日はトーキョーで木枯らし1号が吹いた日だった。木枯らし1号の定義を森田さんのページで見ると、次のような定義になっている。
・森田さんのお天気ですかァ? - 「木枯らし1号」は10月半ばから11月末日までの間に、その年最初に吹く強い北よりの風のことです。 上記の定義に従えば、秋の土用に「木枯らし」を使ってもいいということになります。ちなみに秋の土用は、立冬(11/8頃)前18日間です。
ちなみに自分のBlogを検索してみると、2004年11月14日のエントリー「First Biting Winter Wind - 木枯らし1号」で2004年の「木枯らし1号」について触れていた。正確には2004年は11月13日に木枯らし1号だったので、一昨年よりも1日早かった事になる。ちなみに2005年は11月12日で、2006年と同じ。こういう記録データも、Wikipediaに当たるとすぐに分かるので、ライブアップデートされていく情報に関しての強さを見せつけられる(WIkipedia: 木枯らし)。

Gold Robe, 2004.11.14

Gold Robe, 2005.11.28 木枯らしが吹いたのは2年前も昨年も同じくらいだったが、今度はFlickrにアップロードしている神宮外苑の銀杏並木の写真を比べてみると、見頃が結構違うことに驚かされる。2004年は11月14日に金色の銀杏並木の写真を収めることが出来ているが、2005年は11月28日にやはり同様の写真を収めることが出来ている。木枯らしが吹いた日が同じでも、紅葉の進行には半月もズレがあるんだから不思議なモノだ。今年は寒くなり方が早いから、もしかしたらあと1週間で見頃になるかもしれないですね。
ちなみに2004年より2005年の方が銀杏の金色を上手く写してる。写真を始めた年と、そこから1年たった年とでは、やはりこのくらい成長が見られないと嫌になっちゃう部分もあるんだけれども。でもトップの表参道の枯れ葉の写真、2004年、2005年の銀杏並木の写真、それぞれカメラを地面において撮影する、と言うところは同じだったのは、ここまで文章を書いてきて気付いたことだった。もう少し写真の構図のアイディアを練るべきだと感じさせられるんだけれど、このカットが好きなんだから仕方ない(と言うことにしておきましょう)。
さてFlickrで最近位置情報を付けながら写真をアーカイヴしていく、という作業を楽しんでいる。こんな事を楽しんでいる人がどれだけいるのか、と不安になることも多々あるけれど、僕が楽しんでいる理由は、2003年頃に研究で同様のことを考えてツールを開発していた経験があるからだ。それがケータイとウェブ上のアルバムサービスで簡単に実現できてしまう時代になったのだな、と言う感慨もあるし、これが当たり前になったときのことを思い描きながら、ちょっと未来の生活を先取りしつつ考える面白さもあるのだ。
ここで今回の銀杏並木の写真の2年分の経過を見せられると、位置情報を付けながらアーカイヴしていく時に、もう一つ重要なキーがあることに気付く。それは時間だ。時間と言っても秒刻み、分刻みと言ったストリームしていく「時間経過」がある。また朝起きて夜寝るまでの1日単位の生活サイクルや、春夏秋冬がめぐってくる季節のように毎年毎年繰り返される「時間周期」がある。多分もっと他の切り口も存在しているかもしれない。
例えば木枯らしが吹いたら銀杏並木が金色になっているから散歩しに行こうだとか。風の便りとそれに伴う経験を一緒に覚えているならば、やはり情報の記録だって同じように関連づけて記録しておくと、人が扱う情報環境としてしっくりくるだろう、というアイディアである。位置情報とこれらの時間経過、時間周期を合わせて保存していけば、かなり「記憶」に近いアーカイヴが可能なのではないか。
多分僕の中で、この記憶ツールを使っていく生活がまだ足りないように思う。またなにか気付いたら、書いておこうと思います。
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