写真もワイドでダイナミック - SH903i
2006.11.01 15:23 JST - COLUMN - OUTPUT - review (keitai)
カメラは背面の手ぶれ防止に対応した320万画素オートフォーカスカメラと、ディスプレイ脇にテレビ電話用の11万画素CMOSカメラを備える。もちろんディスプレイ脇のカメラでも写真を撮ることが出来るが、シャープ端末おなじみのターンスタイルを使ってディスプレイを反転させれば、背面のカメラとメインディスプレイを使って、自分撮りをすることが出来る。ちなみに待ち受け画面からディスプレイを開いて回転させ、画面が表になるようにして端末を閉じると、すぐにカメラが起動して撮影することが出来る。
ターンスタイルで写真を撮影する際はケータイを横に構える。シャッターボタンが端末の中央に寄りすぎているため、指が長い人でなければオートフォーカスのホールドなどの微妙なタッチが難しいかもしれない。メインカメラでの撮影は通常のケータイを開いたスタイルで縦に構えることも可能だ。最近のデジタルカメラは縦撮りをしたか、横撮りをしたかという姿勢情報を考慮して保存してくれるが、SH903iでは、ターンスタイルで撮影した写真は横長で保存、ケータイスタイルで撮影した写真は縦長で保存してくれる。そのため後で画像の回転をする必要がなく、PCで直接利用する際にも手間が省ける。
320万画素のカメラでは最大2048×1536ピクセルでの撮影が可能だが、ディスプレイのワイド対応に合わせて1920×1080ピクセルのフルHD解像度での撮影に対応している。僕は普段からパナソニックの16:9のCCDを備える珍しいデジカメ、ルミックスLX-1で、ワイド画角の写真撮影を楽しんでいる。普通のデジカメの4:3の画角、一眼レフデジカメの3:2の画角とは違った構図を楽しむことが出来る。ただLX-1は28mmの広角レンズとワイドCCDの組み合わせだったが、SH903iはLX-1ほどの広角ではない。
通常オートモードでの撮影を行えば良いが、夕暮れ時にさしかかったり、ちょっと日陰に入った場合など、少しでも暗いと感じたら、迷わず夜景モードに変更した方がよい。オートモードのままで暗いところの撮影を行うと、全く色が出ないモノトーンもしくはセピアのエフェクトをかけたような写真になってしまう。ナイトモードに変更すれば鮮やかな色味が戻ってくるが、ターンスタイルでカメラを起動した場合は、一度ターンスタイルから通常のケータイスタイルに戻してメニューから夜景モードに変更して、再びターンスタイルに戻す、という作業が必要になる(写真の保存される向きがターンスタイルとケータイスタイルで違うため)。そんな理由もあり、オートモードがカバーしてくれる範囲の狭さは使い勝手の悪さを感じる。
ムービーに関しても待ち受け画面と同じWQVGAの解像度で記録することが出来る。ケータイの本体やパソコンのプレーヤーでも通常通り再生することが出来るので、今までと違った画角でのムービー撮影を楽しむことが出来る。またパソコンでの再生を前提にした「高画質長時間」モードでの動画撮影も設定でき、H.264/AVC形式のQVGA(320×240ピクセル)動画を撮影することも出来る。通常のiモーションQVGAサイズでメール送信制限での記録時間が41秒に対し、高画質長時間モードのQVGAサイズでは1分19秒まで伸びる。およそ半分まで圧縮がすすむので、動画ブログを付けている人にとっては使い勝手の良い機能となるだろう。
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松 村 太 郎