2006.11.09 23:24 JST - - - ()

Backside

Backsidephoto by taromatsumura at Roppongi, Tokyo (Map!)
 学校の授業を終えてどうしてもコーヒーが飲みたくなってきて、六本木ヒルズのスターバックスに立ち寄ってみて。Brutusはシャンパンと自然派ワインの特集をしているんだけれども、情報量が多すぎて全く頭に入ってこないので、ぱらぱらと紙面をめくりながらとりあえずコーヒーをすするという、いかにもTSUTAYA TOKYO ROPPONGIらしいアクションを演じていた。

 ふと窓の外を見ると、退屈そうに体をねじり回しているイヌがこちらに来そうにしながら見ていた。ご主人は友人と話し込んでいる様子で、いっこうに構ってくれないらしく、いかにしたらご主人がこっちに気をかけているか試しているのかもしれない。あるいは、ご主人が見ていないことを良いことに、日常では絶対に取ることがない体制を、ここぞとばかりに楽しんでいるのかもしれない。普段はご主人様によいペットぶりを発揮しているので。僕がいかにもな客をヒルズスタバで演じているように。

 それにしても全然情報を受け付けない頭に愛想を尽かして、最近復活したクセである手帖に言葉を書き殴ることをしていた。僕は中学に入ったときにパイロットのグリーンの万年筆をプレゼントされて、中学はとにかくレポートをたくさん書かせる学校だったので、もはや万年筆なしでは文字が書けないくらいに万年筆になれていた。最近ではパイロットではなく、手帖でもオフィスでももっぱらRotringの万年筆にモンブランのブルーブラックを差して使っているんだけれど、この文字を書き殴るクセが復活したので、先日渋谷でカートリッジを3箱も買い足していた(100円値上がりしてた)。

 結局僕も、外で体をよじらしているイヌに構ってあげることをしなくなってしまった。イヌはあきらめて体制を元に戻して、つまらなそうにじっとご主人様の話が尽きるのを待つのだった。そんな木曜の夜の始まり。

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2007.02.01 #06松 村 太 郎
TARO MATSUMURA

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慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)

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