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Apple TVはHD対応するのか

2007.01.16 10:21 JST -

Apple TV

 iPhoneのニュースにかき消されてあまり大きな話題になっていないのか、それとも製品としての魅力があまり伝わっていない(もしくは感じ取れない)のか、Apple TVのニュースはほとんど出てきませんね。Intelチップと40GB HDD、HDMI端子が採用されているという話程度。確かに昨年リリースする、と言ってから本当に出しただけなので、インパクトとしてはiPhoneの方が強かったというのも納得だ。

・Apple - Apple TV - 仕様


 iTVからApple TVに名前を変えたのも納得がいく。僕は普段からAppleのi○○はやはり「individual」の「i」だろうと思っていて、Sonyあたりがつけそうな「intelligent」の「i」ではないと感じている。もしintelligentならiTVでもよかったはずだが、Apple TVは薄型大画面テレビに接続することを考えていて、その大画面は個人のモノと言うよりは家庭のモノである。だから「i」じゃなくて納得がいくのだ。

 細かいできることなどはさておき、とても納得いかない点がある。それは映像の出力がVGA止まりである点だ。つまり、せっかくHDMI端子で映像も音声もデジタルでテレビやAVアンプに送れるのに、ビデオプレイバックが対応しているクオリティは、H.264形式で、640×480ピクセル30fpsか1280×720ピクセル24fpsまでなのだ。この仕様をみたとき、僕は一挙に買う気が失せた。「また地上波アナログ放送のクオリティに戻らなければならないのか」と。

 一度上のクオリティに触れてしまうと、どうしても下のクオリティのモノに合わせることができなくなる。思えば2005年12月末に「メディア体験の重要性」というエントリーで書いていた話だ。1年以上もの間、フルハイビジョンパネルで映像を見てきた身からすると、やはりVGAやWXGAの解像度をフルHD(1920×1080ピクセル)に伸ばしたときに何が起きるかよくわかっている。

 だから最初のヴァージョンのApple TVは、フルHDパネルがこれだけ騒がれている日本においては、買うに値しない仕様だと考えている。

 もちろんホームワイヤレスネットワーキングの新しい基軸を作るし、802.11nの今までにないハイスピードで、家庭内のMacやPCから何気なくコンテンツを集めてきてリビングでゆっくり楽しめる快適さは病みつきになるだろうし、CDもDVDもいらなくなるかもしれない。その可能性は十分承知の上で、だからこそHDへの対応がないのが残念すぎるわけだ。iTunes Storeの映像配信もはやくHDやるべきだ。そこから始まるはずだ。

 とはいえ、これまでのデジタル家電に比べて、完全に秀でている部分が唯一ある。それはリモコンのボタンの数!全部で6つしかボタンがない小さなリモコンで操れるのは、当分このApple TVだけだろう。

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