
Bang & Olufsen EarSet2 #05 by TARO MATSUMURA
ケータイのイヤホンマイク、もういくら探しても気に入るモノがない。SO902iを使っていた頃は、光沢のある白い質感と同じイヤホンマイクを見つけてちょっと重宝していたけれど、そもそもコード付きと言うところが気にくわなかった。Bluetoothユニットを外付けして使うイヤホンマイクも試したけれど、それぞれ充電しないとならいのでこれもダメ。もはや最後のチョイスかもしれない、と言うのがこのBang & OlufsenのBluetoothイヤホンマイク、EarSet 2である。
Bluetooth対応のケータイを持とう!
これをチョイスできるようになったのも、そもそもBluetoothにキチンと対応しているSoftBankのケータイを持つようになったからだ。海外に行くときに重宝するであろうX01HTも、日本国内での全部入りケータイ911Tも、キチンとBluetoothに対応している、当然のように。言ってしまえばPANTONEケータイだって対応しているんだから、スタンダードの設定の高さがうかがえる。
さて、まずEarSet 2のプロフィールから。購入したのは表参道にあるBang & Olufsenショップ。数がなかなか入ってこないそうで、オーダーした3月下旬の段階では右耳用で4人、左耳用で17人の予約待ちがいたそうだ。そう、EarSet 2は右耳用と左耳用の用意がある。僕はモロモロ考えて右耳用の方がしっくりくるので右耳用をオーダーしたけれど、左耳で使いたい人が多いんですね。
店員さんとの会話でも、今現在予約しているお客さんもほぼ全員SoftBankのケータイを使っているユーザーだそうだ。auは最近どんどんBluetoothに対応しているけれど、DoCoMoはGPSと同じように最も消極的な対応だった。Bluetooth慣れしているのはSoftBankケータイのユーザーだし、Bang & Olufsenのヘッドセットも、彼らのチョイスとして役割を担っているようだ、日本国内においては。
シンプルなブラック&シルバー
形状はシンプルなデザイン。割と自在に動くイヤーホルダーとマイク部分が、黒くて丸い中央の部品から延びており、丸い部品の内側には、イヤホン部分が生えている。丸い部分には後頭部方向にスイッチが搭載されており、上下のスライドと押し込みで、ボリューム調整や受話・終話のスイッチとして機能する。
電源ボタンはない。マイク部分を開けば電源ON、折りたためば電源OFFのスイッチになっている。つまり耳に付けている間は勝手に電源ONになっているし、取り外してしまえば勝手に電源OFFになるという仕組みもなた、動作に意味を持たせるインターフェイスとして心地よい使い勝手を実現している。
初めて電源ONにすると、自動的にBluetoothの機器を検索するモードに入る。911TのBluetoothをONにすると、「EarSet2」という名称でデバイスを認識してくれて、「0000」の認証コードを入力、信頼設定をすればセットアップは修了。とてもシンプルである。あまりにもあっけない設定完了にも見えるけれど、本体にボタンなどもないので、これ以上やりようがないというか。
かけ心地はとても良い。手で持ったときは少し重たいんじゃないかな、と思ったけれど、耳にかけてみるとその重さを感じさせない浮遊感すらある。耳に入るイヤホン部分だけでEarSet 2を支えるわけではないので耳が痛くなる気配もないし、耳にかけているイヤーフックの部分もやんわり固定されているだけだ。とても良くできていると思う。
不思議なBluetoothヘッドセットの感覚
さっそく通話してみる。本体でダイアルをプッシュして通話ボタンを押すと、耳元で呼び出し音が平然と鳴り出す。今までのケータイの使い勝手では、ボタンを押して耳に当てなければ音が聞こえなかったので、コードもなく音が鳴るBluetoothヘッドセットの慣れない感覚に、多少驚いてしまう。
聞こえてくる音声は圧縮がかかっている様子もなく、とてもクリアに聞こえるし、相手にも声がキチンとクリアに届いているそうだ。もちろん通話中に後頭部側側面にあるスイッチを操作すれば、相手の声のボリュームを調節できる。ちなみに待ち受け中にこのスイッチを操作すると、着信時の呼び出しの音を調節することが出来る。
さて、電話を受けるとき。EarSet 2を装着しているときに着信すると、耳の中でブザーが鳴る。有線のイヤホンマイクを使っていた頃は、設定していた着信音と同じ音が鳴るが、Bluetoothの場合はその機器が持っている音が鳴る。この音もシンプルで心地よいモノだ。電話がかかってきたら後頭部側のスイッチを押し込むと通話が繋がる。切るときもスイッチを押し込めばよい。
3つのトライ
ここで1つトライ。電話がかかってきているときにEarSet 2を装着しておらず、電源もOFFになっていた場合どうなるか。ケータイのBluetoothをONにしっぱなしにしていれば、着信が始まったときにEarSet 2をONにして耳にかけて、スイッチを押し込めば、10秒ほどで着信に出ることが出来た。そのため常に耳にかけてONにしておかなくても、手元にEarSet 2だけあれば、ケータイの受話器としてキチンと役立つことが分かった(SoftBank 911Tとのマッチングの場合)。
2つめのトライは、ワンセグなどのメディア再生の際の音声を送れるかどうか。デフォルトではどうやらNOのようだ。プロファイルはヘッドセットとしてしか認識されていないようなので。まあワンセグを見るときはだいたいベッドに潜ってからだし、そのときまでEarSet 2を使うこともないでしょう。
3つめのトライは到達距離。表参道のオフィスで、3m先にあるミーティングテーブルにケータイを置いてデスクで仕事をしたり、キッチンにコーヒーを取りに行ったりするくらいでは全く途切れることはなかった。しかも着信があったときに耳にかければ間に合うので、まさにケータイのコードレス受話器のような位置付けとして快適に使うことが出来た。
ケース型充電器の良くできたこと

充電はどうするか。ACアダプタは付属しているんだけれど、充電器らしきモノは見あたらないのでどうしたモノかとマニュアルを見ると、付属しているケースが充電器の役割を担っているのだという。これはまた目から鱗だ。持ち運ぶときには黒くて高さがない円柱状のケースに入れるのだが、こいつにACアダプタから電源を入力すれば、EarSet 2が充電できるのだという。しかも壁にその充電器をかけられるようにする金具まで付属している。
ケースの中には確かに端子が出ていて、EarSet 2を型どおりに載せると磁石で吸い付いて、しっかりと充電端子が固定される。フル充電には約3時間ほどかかるそうだが、ケースにしまってふたを閉めて充電させておけば、ACアダプタを抜いて鞄に入れて出掛けられる。このあたりのスマートさもまた、B&Oのプロダクトとしてさすがと感心させられる点だ。
まだ試していないんだけれど、911TのBluetooth機能を常時ONにしておいて、バッテリのモチがどれだけ変わるのかと言う点、またEarSet 2を生活の中で、どんな頻度で充電すればいいか、というところ。これは数週間使ってみなければ分からないでしょう。
屋外以上に、室内利用が増えるかも
海外ではケータイをなるべく体から遠ざけて使うようにしようとするのか、通話しながらメモをしたりする機会が多いからか、イヤホンマイクはとても普及しているし、Bluetoothのイヤホンマイクでコードレスに電話している人も電車の中でよく見かける。ところが日本では、イヤホンマイク自体が少ないですよね。いや、使われているとは思うけれど、トーキョーの僕の行動範囲ではなかなか見かけないので。
確かにずっとヘッドセットを耳に入れっぱなしで電話がないときも待ち受けているのは、ちょっとスマートじゃないかもしれない。例えばひっきりなしで電話がかかってくるオフィスでのONタイムだったら、もはや付けっぱなしの方が便利だろう。ということで、屋外以上に室内での利用が増えそうな予感がしている。
ケータイだけではなく、これをMacBookなどのBluetooth対応PC、ノートPCと関連づけたら? iChatやSkypeで繋ぎっぱなしの通話の際にはもってこいのツールになるじゃないですか。とはいえ、当面はケータイとの関連づけだけで使っておこうと思います。バッテリ消費や充電のタイミングを知っておきたいので。
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- bluetooth
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- keitai
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- URL:
http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/7907 - [2007年6月 9日 11:26] ミーティングテーブル といえば(ミーティングテーブル?) - こんなのもありますね。 - read more
- [2007年6月 9日 10:47] relaxaffe -
はじめまして。 私もEar Set 2 を購入したのですが、元々の目的が携帯ではなく、Mac Book に使う為でした。
しかし、実際にEar Eet 2を認識させた所、エラーが起きてしまい使用する事ができませんでした。 B&O のショップの方にも問い合わせをしてみたのですが、現段階では分かりかねるとの事です。
認識までの操作手順は間違っていないと思うのですが、もし普通に使用ができるのでしたら教えて頂けると助かります。
TAROSITE.NETは1997年にスタートした松村太郎のウェブサイトです。コラムやニュースクリップなどの情報発信と、様々なコラボレーションの場として、10周年を迎えました。
松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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