イタリアは、ある見方をすれば、国中が大田区みたいな国になっているかもしれない。そこでの仕事の流儀は、「オペラ」であるかどうか。オペラの元々の意味は「仕事」なのだそうだ。仕事はオペラのように楽しく自発的なクリエイティブさを生かせるようにしなければならない。そうではない、上司に言われて渋々やる仕事は「ラボール」という言葉(ちなみに奴隷の行う仕事を意味する言葉)で表現されるそうだ。
そう言う仕事の仕方を支える組織のサイズは小さく、同等レベルの企業が水平的にグループを組んでプロジェクト型で仕事にかかる。自分が楽しんで仕事にかかり、企業が活躍の場を提供する。会社のための仕事が存在しない環境というのは、一体どのようになっているのだろう。少なくとも、イタリアで生み出されるプロダクトには、僕はとても興味がある。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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