5月5日こどもの日の夕方の六本木ヒルズアリーナで、Jill-decoy Associationとして初めてだという屋外ライブが行われた。オープンエアな空間の日暮れを追いかけながら、そこで展開されたサウンド世界は、トーキョーの夕刻にはもったいないくらいキラキラしていて、カラフルで、そして何よりカッコイイライヴだった。当日のchihiRoさんのお洋服のように。なんだか久しぶりに、ライヴでカッコイイバンドに出会った気がする。
ヴォーカルのchihiRoさんは僕の連れのバイト仲間だった人。と言うだけでも意外なつながりだな、とびっくりするのだが、僕が大好きなCHAGEのバンドMULTI MAXの村上啓介さんやCHAGE&ASKAのベースと言えばこの人、恵美直也さんらと2000年にライヴをやっていたというのだから、もう、誇るべきタメなのだ(勝手にですけれども)。
Jill-decoy Associationはデビューして2年目のバンドで、リリースされたファーストアルバムが『ジルデコ』。ライヴ中のトークで、「ジャズっぽいといわれるのですが」と本人も話していたけれど、まさにジャズを基本にしたサウンド展開で、こそにロックやファンクなどの様々なエッセンスを混ぜていくスタイル。これが妙にばっちりはまって、僕にとって心地よいのだ。
Jill-decoy Associationの基本メンバーはギターのkubota、ドラムスのtowada、ヴォーカルのchihiRoの3人。ライヴではサックス、オルガン、ベースの3人が加わった6人編成での演奏になっていた。セッションとしていろいろなアーティストとコラボレーションできるのは、ジャズっぽいスタイルを取っているメリットだと思うし、ライブでもその良さを存分に感じられた。
chihiRoさんの「ジャズっぽいといわれているのですが」の続きは「ジルデコっぽいサウンドを作っていきたい」という言葉だった。
生の表現を見るのはやはり必要な事だと思う。自分の表現欲求や行動欲求が刺激されるし、「何をやっているんだ」とお尻をたたかれる感覚にすらなる。しかも同世代のパフォーマンスだ。やはりステージに上がること、パフォーマンスをすることを、積極的にやっていかなければ、と強烈に思わされた。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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