さて自分のタグ付けが充実してくると、かなり身の回りの情報にタグが付けられて管理されている状況が整備されてきたのではないでしょうか。これまで紹介してきたとおり、自分が触れた情報に付けたタグは自分の興味分野を表す短い言葉です。つまり自分が付けたタグを検索の手段として情報を探していくことで、自分にとって必要な情報を集めていくことが出来るのではないでしょうか。
再びはてなブックマークで自分が付けたタグのリスト、タグクラウドを眺めてみます。これまでも触れてきたとおり、タグの数によって文字の濃さや大きさが変化し、目立つタグほどその情報量がたまっていることを表しています。特に目立っているのは「keitai」タグであり、自分の興味と一致していることを確認しておきましょう。
ここで自分のkeitaiタグの中身を見てみます。すると、keitaiタグを付けてブックマークした記事の一覧が表示されます。これは自分でkeitaiタグを付けて保存した記事ですが、同様にkeitaiもしくはケータイなどの携帯電話関係のタグを付けて保管した他のユーザーの記事を探すことも可能です。
ほとんどの記事は自分で保存したkeitaiタグの中身と同じですが、場合によっては自分がブックマークしていなかった記事が含まれていることがあります。これが自分にとってのクリップ漏れであり、必要であればその記事を自分のブックマークに登録すれば良いでしょう。
また再び、自分のブックマークのkeitaiタグのページに戻ります。はてなブックマークでは、自分のブックマークのリストの中に「○○users」という文字が表示されます。もし自分1人だけしかブックマークしていなければ「1user」になりますが、同じ記事を他にクリップしている人がいれば、その人数が表示されます。
ここをクリックすれば、同じ記事をクリップしている他の人のリストを見ることが出来ます。「keitai」タグは共通ですが、他にどのようなタグを付けたのかを見ることが出来るほか、添えられたコメントを見ることも出来ます。情報によってはどんな目的でこの記事をクリップしたのかを計り知ることになり、同じ情報に対する他人の視点をタグという要素から知ることにつながります。
もしも、その他人の視点が気になったら、リスとされている他のユーザー名をクリックしてみてください。すると、1つの記事という接点でつながった他のユーザーのブックマークを見ることが出来ます。自分と同じタグに興味のあるユーザーが、他に気になる情報は、自分にとっても気になる可能性が高く、新たな情報を発見する有力なルートとして利用できることが多いです。
そのまた逆もしかりです。他人からタグ経由で自分のブックマークを見てくれて、自分の視点を利用してくれることがあるかも知れません。こうして、情報分類による共有地が形成されていきますし、それに参加しているあなたの役割もまた、重要なモノになっていくでしょう。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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