プライスタグでは服は買わない - Tag Think 01
2007.05.07 21:49 | by TARO MATSUMURA
COLUMN, IDEA, OUTPUT | idea, tag, tagthink
タグとはいったい何だろう? あまり難しく考える必要はありません。ネットの世界でも、日常生活で触れる洋服についているタグと同じような「ちょっとした情報」が書かれた札のことです。情報を扱うときにこれを使うと、今までとは違う情報の世界が目の前に広がってきます。そんなタグの世界にご招待。
「タグ」という言葉は別にインターネット上の特殊な単語ではありません。値札や荷札のことをタグと言うし、これが進化したICチップのことも「ICタグ」として普及し始めました。こういったタグには一般的に、ちょっとした情報が書かれています。最近インターネットの世界でも、情報を分類するために使われ始めたのがこのタグです。我々の身近にあるタグと同じで、ネットのタグもちょっとした情報が書かれている札のこと。そう考えると、あまり難しいモノではないことが分かります。
たとえば洋服を選ぶときに、皆さんはどうしますか? まず気にするのは見た目と自分に似合うかどうかでしょう。むやみやたらと手に取ってみるわけではないはずです。そして次に気にするのが値段。手にとって気に入っても、値段を見て「なるほどな」とハンガーに戻すのは自然な買い物の風景です。決して値段を見てから探し始めることはしないのではないでしょうか。
洋服に付けられたタグには、サイズ・材質・生産国・お手入れの方法、そして価格が書かれています(詳しく見てみると、結構な情報量がありますね)。価格は確かに気にしやすい要素ですが、そのほかの情報が選ぶきっかけになりにくいと思います。やはり見た目と似合うかどうかが重要であり、気に入ったものを買うかどうか判断する材料を、タグが提供してくれます。つまり洋服に付けられたタグは、あくまで補助的な情報手段であるということです。
最近インターネットで使われたタグも、決してタグそのものが何かの情報そのものを物語っているわけではありません。タグの多くが単語1語で付けられているので、タグ1つ1つが物語る意味は微々たるモノです。何かの情報を説明したり、分類したりするときに、その情報にタグを付ける。これがタグの使い方です。ただ、洋服の場合は洋服のメーカーがタグを付けます。一方でネットで使われるタグは、基本的に自分で付けていきます。この自分で付ける作業が、「タグ的思考法」のテーマでもあります。
1つの単語をタグとして付けると言っても、なかなか奥が深い世界です。たとえばAさんはケータイに対して「k-tai」というタグをつけたとします。一方Bさんはケータイに対して「keitai」というタグをつけました。指し示しているモノは同じケータイですが、タグの分類としては「k-tai」と「keitai」は別のモノとして扱われます(もちろん関連するモノとして扱われることになるでしょう)。表記方法からして、個人の自由ということです。また同じスウォッチの腕時計に対して、Aさんは「watch」とタグを付け、Bさんは「swatch」とタグ付けするかもしれません。
同じ対象について、モノの分類をするか、商品名をタグにするか、ということも自由です。テレビなどでヒヨコの雄・雌を分ける作業の映像をよく目にしますが、この分類には雄・雌と言った正解があります。一方ネットの世界のタグ付けは、一般的な正解はありません。ただ入ってきた情報を、ヒヨコの雄雌を判別するように瞬時に分類するだけです。情報を反射的に判別するだけなら、ブログを書くよりも簡単に続くのではないでしょうか。
早速、タグ付けを体験したくなってきたなら、明日もこちらをぜひ。
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