中村雅人、吉澤はじめ、池田潔、藤井伸昭といった、ジャズ、クラブジャズ界で最も光るプレイヤーのバンド、Sleep Walker。最近北欧の台頭が目立つこのカテゴリの中で、日本のセンスの良さ、グルーヴィー差を世界に発信してあまりあるサウンドを収録したのが今回の3枚目のアルバム『Works』だ。4曲のニュートラック、2曲のコンピレーション曲、3曲のリミックスワークスで構成されるアルバムは、最近の彼らの活動を網羅するような構成になっている。
このアルバムの中心曲になっている#02『WIND』では、Koop(後で紹介しますね、北欧系のクラブジャズアーティストです)でボーカルに参加することの多いYukimi Naganoを迎えていたり、#05ではJazztronikの『PATHWAYS “Jazztronik Theme”』のリミックスを披露し、リミックスつながりで言えば、このバンドのプロデューサーの沖野修也さんのKyoto Jazz Massiveから#07『Eclipse』の生演奏なんかも聴き応えがある。また#08『Sim Ou Nao』は僕の好きなラテンジャズのJazziho(これも後で紹介します)のリ・ワークも楽しめる。
とにかくクラブジャズ方面をかじっているヒトからすれば、このアルバムの存在意義の大きさ、さらにはSleep Walkerのツボ度合いが手放しに理解できてしまうのではないだろうか。そのくらい彼らはクラブジャズシーンの真ん中にいるし、それだけのサウンドを聴かせてくれるパワーを持っているとも読み取れる。
スピード感と切れのあるジャズのサウンドを聴いてしまうと、ちょっと他の音楽はしばらくNo Thanksになってしまうくらいに印象深く耳の億に響き続ける。カッコイイ、確かにそうなんだけれども、そんな言葉で片付けるのも安っぽくて申し訳ないくらい。今年の夏は、これをきちんとチェックしながら、他の音楽を聴くようにしておくと、相当耳が肥えちゃいそうですね。
明日は、上にあがったこのアルバムの関係者の音楽をピックしておくことにします。
Works / Sleep Walker
Village Again Record (VIA0060) 2007/06/06
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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