ヨコモーションを特徴として富士通からリリースされた初めての端末はF903i。ここからF903iX HIGH-SPEEDという3Gハイスピード対応モデルをリリースした。そしてヨコモーション3台目としてリリースされたのがF904iである。用意されているカラーはnoir(黒)、blanche(白)、champagne(シャンパンゴールド)、bordeaux(ワインレッド)の4色。ちょうどチョコレートとワイン・シャンパンのカラーが2色といったラインアップだ。
今回レビューで拝見したのはchampagne。これまでも富士通からはシャンパンゴールドの端末がリリースされていたが、今回の端末の質感はこれまでに見たこともない高いものだ。構造上、端末のヒンジに近い部分は分厚い可動部があり、溝が付いて端末の上端はディスプレイの厚みに落ち着く。この厚い部分がサイクロイド構造を採用したりやこれまでのヨコモーションのネックになっていた。
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しかしF904iではこの厚い部分の塗装がすごい。金属蒸着仕上げを施しているそうだ。よく見るとヘアライン加工までしてあり、光を反射するその姿には高級感が漂う。この金属のようなふたの縁にはLEDが仕込まれており、エレガントな光が漏れてくる。そのままディスプレイ背面に目を移すと、こじんまりとした視認性の高いサブ液晶が並ぶ。
このディスプレイの背面も凝っている。champagneというカラーネームを再現するように、細かいラメが吹き付けられているのだ。金属のおしゃれな光とは違った、可愛らしいキラキラとした反射を楽しむことが出来る。このラメは赤外線ポートの窓にまで吹き付けられているから手が込んでいる。金色に光る部分が液体、そこから浮かび上がる泡の両方を、端末の上できちんと表現したようなデザインは、とても満足感がある。
こうした細かいデザインや演出の作り込みは、F904iを手に取る直前から感じることが出来る。そんなケータイに触れたことがあっただろうか。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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