Freedom Writers - 表現することを考える
2007.07.05 15:23 | by TARO MATSUMURA
OUTPUT, REVIEW, netnomad.jp | movie, nomad, photo
Silicon Valleyへ行く飛行機の中でやっていた『フリーダム・ライターズ』という映画があった。若く熱意に燃える英語教師、エリン・グルーウェルが、暴動直後のロサンゼルス郊外にあるウィルソン公立高校での奮闘を描いた作品。貧困や犯罪の中で荒れ果てた教室は、彼女以外の教師からも見捨てられていた。しかしエリンだけが、彼らを導く方法を提供したのだ。
タイトル通り、その方法は書くこと。生徒全員に自費でノートを買い与え、生徒達に自分の本当の気持ちを書かせたのだ。そこから、教室内の変化が生まれていく、と言うストーリーである。書くことによって自分と向き合い、また書かれたモノを読むことで相手を理解する。そんなコミュニケーションから相互理解が生まれ、夢を抱くようになっていく。これは実話で、エリンも実在する教師なのだそうだ。
書くこと、心を開くこと、心をつなげること。そんなテーマは、Blogを書き続けてきた僕にとってもとても勇気づけられる内容だった。ちょうどネットワーク文化というSFCの授業も、1つのテーマについてそれぞれの思いを書いてもらい、それをシェアする、と言うスタイルを取っていたため、大きく共感させられる。
『フリーダム・ライターズ』の中では、15歳の生徒達を「中退させないこと」がテーマ。そのためにジャーナルを書きながら、希望のない将来を「こうしたい」という意志へ変えていく。ジャーナルを書くこと=「自分の頭で考えること=悩むこと=生きること」だったり、「問題直視力」だったり、独り一人が独立した関係性の上で理解を生んでいくというコミュニケーションだったり、様々なテーマが浮かんでくるではないか。
アライアンスは組むが、群れない。自分に正直に行動をする。フリーダム・ライターズを見ていると、表現にまつわるこんなテーマが浮かんでくるような気がする。これだけBlogを書く人が多い日本において、Blogを上手く使いこなしている人がどれだけいるだろうか。単なる表現欲求を満たすだけの道具、それも確かに素晴らしいんだけれど、その先のデザインはあり得ないのだろうか。ということを、この映画を見て改めて考えさせられた。
7月21日に上映されます。Blogを書いているヒト、そこに行き詰まりを感じているヒトも含めて、ぜひ観てみて下さい。そして、興味がある方、ディスカッションをしましょう。GREEにコミュニティを作ってありますので。
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