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Silver & Shiny Black - 当面のトレンドを大喜利のステージから

by TARO MATSUMURA - 2007.08.10 14:16

Apple Store(Japan)  iMacをMercedes-Benz C Classと重ね合わせてみたエントリーについて、昨日山脇さんと喋っていたのだが、これまでのAppleのプロダクトがそうであったように、この新しいiMacも、コンシューマー向けのプロダクトに関する当面のデザイン的なトレンドになっていくのではないだろうか、という議論になった。シルバーも黒も、決して珍しい色ではないし、今僕の真横にあるコーヒーメーカーのポットもそのカラーリングである。

 iBookやiMacが真っ白い筐体となって登場したときから、汚れる、安っぽい、ということで敬遠されてきた白がコンピュータのボディに使われるようになった。PowerBook G4がチタン → アルミニウムで登場したら、金属、あるいは金属の質感に近づけた塗装を施したノートPCが増えた。そして今回は、アルミニウムの金属とつやつやの黒という取り合わせをiMacに採用し、これを追随する動きが出てくるのではないか? という予想である。どうなりますかな。

 日本流行色協会がウェブサイトで、「流行色が出来るまで」というページを公開している。これによると、今年の流行色は2年前から動き始めているのだそうだ。つまり2007年の流行色は、2005年からインターカラー(国際流行色委員会)・現在の生活者の意識やライフスタイル・色彩調査を行って設定し、今日製品化されてて元に届いているのだという。ちなみに2007年春・夏の色は、メンズは「Sounds of Silence サウンド・オブ・サイレンス-静寂の音」(これだけ言われても全く意味が分からないのですが、白からグレーだそうです)、レディースは「BLUECHROME (ブルークローム)-青の抒情」なのだそうだ。

 これはある意味、大喜利でお題を出す人役割を作った上で、制限の中からのクリエイションを促している訳だ。これも一つのやり方ですよね。たぶん何となく「このあたりがトレンドだよな」と風を読み合って自由なクリエイションに花を咲かせるよりは、明確にトレンドをコントロールする方をビジネスとして選んだのだろう。

 一方でAppleは、ソース of ソースは社内か別にあるとしても、トレンド・セッターとしての役割をここしばらく担い続けている。マーケットシェアが10%に満たないのも、真似される存在であるトレンド・セッターらしさを表しているのかも知れない。笑点の大喜利のコーナーでも、回答者は10枚を目指して積み上げられた座布団の上に座って答えを考えるが、出題者は1枚の座布団の上に座っているのである。まるでシェアみたいじゃないですか。

 シルバーとブラックのプロダクトが増える、といっても、これをクールに作り上げるには、素材にそれなりにお金をかけなければならないし、デザインが優れていなければ特徴を持たせることすら難しくなってくる。「そのお題、難しいよ!」と座布団が欲しい回答者の師匠連中が悲鳴を上げ始めるかも知れないけれど、それでも楽太郎さんみたいに上手いこという人が出てくるはずだ。それを見るのもまた、楽しみなのである。

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