2007.09.13 09:46 JST - ( )

プロフから人気ブログまでが守備範囲 - iWeb review 1

 今回のiWeb '08へのヴァージョンアップは、これまでiWebに欠けていた、自分のウェブサイトを持つことの楽しみの部分を、全て解決してくれたと言っても過言ではない。しかも対象はウェブサイトを作ろうと思っている全ての個人にまで広がっているから、Blogを既に5年以上続けている僕にとっても、関係ないソフトではもはやなくなった。

 簡単なプロフィールページ(プロフやミニホームページとも言う)を1枚作るユーザーには、写真やムービー、Blogを公開する楽しみをちょっとした操作で可能にしてくれる。一方、これまで自分でレンタルサーバを契約し、ドメインを取って、Blogのエンジンを導入してきたパワーブロガーは、自由度が非常に高くてデザイン性に優れたリッチなウェブサイトを作成する魅力的な選択肢として認識すべきである。

iWeb templates - iMac Days #58
iWeb templates - iMac Days #58

 iWebでのウェブページ作成はとてもシンプルだ。ページを作るときに、まずテーマセレクタが出てくる。iWeb '08では21種類のテーマが用意されている。テーマを選択し、ページの種類を選択する。ページの種類にはWelcome, About Me, Photos, My Albums, Movies, Blog, Podcast, Blankが用意されており、それぞれのテンプレートを選ぶとそれらの動作に対応したページのテンプレートがセットされる。

 例えばBlogのテンプレートを選べば、Blogの目次ページ、個別の記事を書くためのページ、記事リストを表示するページの3種類が生成される、と言った仕組みだ。サイト内検索にも対応するし、BlogやPodcast、PhotosのテンプレートではRSSも自動的に作成される。これで、レンタルサーバにBlogエンジンを入れてBlogを作成していたユーザーも、iWebと.MacだけでBlogが運営できるようになるというわけだ。

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      マウス操作で簡単にフォト・ブログ

       テンプレートにはあらかじめ写真と、仮組みされているテキストが入っている。写真の領域にはメディアバーからiPhotoの写真を選んだり、デスクトップのファイルをドラッグすることで挿入できる。その際、トリミングや画質の調整までiWeb上で行うことが出来るため、できあがりの画面に自分で撮った写真を当てはめながらページを作成していくことが可能だ。そしてテキストを書き込めば、すぐにレイアウトが決まったウェブページが出来上がる。

      iWeb welcome page - iMac Days #59
      iWeb welcome page - iMac Days #59

       僕は写真を沢山入れたBlogを作りたいと思って、Proユーザーになると無制限に写真をアップロードできるようになるサービスFlickrを契約している。写真を撮ったらFlickrにアップロードし、自動的にリサイズされた写真のHTMLコードを貼り付けることで、Blogサーバの容量を圧迫せずに、沢山の写真を使ったフォトブログを実現している。しかしこれをiWeb+.Macに乗り換えても良いのかも知れない。.Macの10GBという容量、そして自在に写真のトリミングや調整まで出来てしまうiWebとの組み合わせによって一元管理できる環境は、フォトブログのエンジンとしての魅力も大きい。

       ちなみに、これまでのiWebでは、ウェブサイトで1つのテーマを選んだら、全てのページで1つのテーマが適用される仕組みになっていたが、iWeb '08では各ページで個別にテーマを選ぶことが出来るようになった。そのため写真のテイストに合わせて各ページでテーマを変えることも出来、自由度が上がった。

       では、それ以外にiWebの何が変わったのか。この点にフォーカスし、今までレンタルサーバとBlogエンジンで構築してきた自分のウェブサイトをiWebで実際にリニューアルしながら見ていこう。


      .Macで自分のドメインのウェブサイトを

       まず、iWebのみならず、iLife '08を活用しようと思っているユーザーは、.Macのアカウントを取得した方が良い。

       年間9800円という価格はこれまで通りだが、利用できるサーバの容量は10倍の10GBにまで拡大された。僕はプロバイダの1ユーザーあたりのホームページ用割り当てが5MBしかなかった時代からホームページを持っているので、10GBという容量ははっきり言って無制限にページを作れるに等しいくらいの広大な敷地を手にした感覚だ。もちろんiLifeの作品公開用だけでなく、Macにインテグレートされたネットワークディスクとしての価値もあるので、活用方法に困ることはないだろう。

       .Macに契約すると、iWebからボタン1つで公開することが出来る。デフォルトの状態では、「web.mac.com/ユーザー名」でアクセスできるがこれじゃちょっと味気ないし、ユーザー名@mac.comがメールアドレスなので、図らずもウェブ公開はメールアドレス公開と同じことになってしまう。それに、せっかくドメインも安く取得できるようになった時代だ。自分専用のドメインでアクセス出来るのも、自分のウェブサイトを持つ醍醐味であるはずだ。

       新しいiWebでは、独自ドメインによるウェブサイトの公開にも対応した点はニュースだ。iWebで.Macに公開したウェブサイトを、www.自分のドメイン名でアクセス可能になる。ただしドメインにweb.mac.comをCNAMEで登録する必要があり、高度で細かい設定が可能なドメイン管理のサービスを選んでおく必要がある。独自ドメインの登録は、.Macのパーソナルドメインの設定から行う。

      Personal Domain Setting - .Mac #02
      Personal Domain Setting - .Mac #02

       パーソナルドメインが.Macに正しく登録されると、iWebの画面下部に「ユーザー名@mac.com (www.登録した独自ドメイン名)」が表示され、iWebとそのドメインがひも付いていることを明示してくれる。ちなみにiWebを.Macで公開する場合、現状では1台のMacの上のiWebと1つの.Macドメインのウェブサイト、という関係性にしておかなければならない。複数台のMacを使っているユーザーは注意が必要だ。

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2007.02.01 #06松 村 太 郎
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