今週のCNET Japanオンラインディスカッションパネルはニコニコ動画について。なんとなくコンテンツの「加工消費(Sharped Consumption)」という言葉を思いついてそれを書いてみました。というか、これをアップした後で、ここに価値付けされる時に、権利の問題だったり諸々の課題が出てきたりするけれど、メディアの形として、僕は結構好みなのだ、ニコニコ動画は。
・CNET Japan オンラインディスカッションパネル: 絶好調ニコニコ動画、その魅力とビジネス価値は?
- ニコニコ動画の勢いが止まりません。サービス開始から約10カ月で、登録会員数は342万人、1日の平均アクセス数は約5500万PV、ユニーク訪問者数は120万人にのぼり、ネットレイティングスの調査によれば、平均利用時間はYouTubeの3倍とのことです。ここまで人気を集めるニコニコ動画の魅力はどこにあるのでしょうか。また運営会社のドワンゴは11日に開いた会見で、「2008年9月期には単月黒字化する」と明言していますが、ビジネス面でも成功を手にすることができるでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。
ニコニコ動画、メディアとして僕も好きです。
タイムラインがある動画を見ているユーザーと、非同期ながら、時間の流れをシェアする感じが新しい。Twitterやテレビを見ながらのケータイメールは同期なのでとても機会が限られる。それも価値があるのだが、リアクションが保存されていると言うべきか。
今までコンテンツは消費されてそれに対価が支払われる、というスタイルで定着していたが、ニコニコ動画ではコンテンツの加工・消費が行われている。これが、とても面白いと考えている。
当初はニコニコ動画にかかると、動画が意図とは別に荒らされる、と言う感覚で、映像ディレクターや権利者が受け止めていたかも知れない。しかし加工・消費の場面ではむしろ逆で、ニコニコ動画(とそのユーザーたち)に料理されることがプロモーションになる。
そこを価値とブランドに変えて、定着させれば、「加工・消費の媒体」として新しいメディアとして非常に有望な場になる。また映画の予告編を流せば試写会のようなサンプル調査も出来るかも知れない。映像を出してもらうことによって収益を上げるモデルが出来上がるだろうか。
一方で、常に「面白い」という話題の的であり続けるシャープさもまた必要だ。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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