SOHOにスタジオを構えるECCO Designに、ゲーリー・ナツメさんを訪ねていった。夏目さんのスタジオでは、プロダクトデザインからマーケティングリサーチまでを手がけている。現状を調査して、それを分析して、提案する。その先にものづくりまである。お話を伺っていくと、切り口の面白さが光っているような気がする。しかもそれを形にすべく、樹脂でプロトタイプを作るマシーンまでオフィスにある。
最も印象に残ったのは、セグメンテーションの話。日本ではピンとこないが、アメリカでは、マーケティング上、非常にセグメント分けが重視される。TOYOTAがLexusを出して、日本では高いだけ、なんて言われながらなかなか理解されない導入だったのが懐かしいが、アメリカでは全ての自動車メーカーが同じコトをやっている。ヨーロッパではその傾向がイマイチ弱いけれど、VolkswagenとAudiがそんな関係性じゃないだろうか。
日本ではセグメンテーションが弱いので、全てのグレードの製品にデザイン性が求められる。デザイン性やオシャレであることが共通言語と化して、はじめは他人と区別するためにそういうモノを求めていたが、だんだん知っていることがマストになってきている。決して製品の用途やグレードなんかとひも付いているモノではないわけだ。
アメリカではリビング向けではデザイン性が重要だが、オフィスやSOHOにはデザインはいらない。いつまでたってもWindows PCがデザイン性に乏しいのも納得がいく。そんな気づきがあったりして、ゲーリーさんとの会話は楽しいモノだった。
別のエピソードで、iPhoneのキーボードの話題が出たので、そのときに。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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