2007.10.15 15:04 JST - OUTPUT - REVIEW (audio interface ipod photo)
ずっと触っていたくなるインターフェイス - iPod touch
ユーザーインターフェイスとは、人間とマシーンの間に介在し、人間の意志をマシーンに伝えるための伝言役だ。往々にして、説明や経験が不要で利用できるインターフェイスはなかなかなく、また出来ることならインターフェイスを介在させない方がよい。
しかしiPod touchの最大の特徴は、画期的なタッチパネルを利用したインターフェイスであり、なかなかチャレンジングな製品であると言える。Multi-touchと名付けられたこのインターフェイスは、搭載されているOS Xと相まって、触っていて楽しくなるレベルでまとめられているからその出来には目を見張るモノがある。
iPod touchを初めてiTunesに接続し、一通りの同期が終わると、画面上には「ロック解除」の文字が左から右には以来とされるアニメーションと、ヴァーチャルなスライドスイッチが現れる。このスイッチを左までスライドさせると、ホールドが解除される。これがいきなり難関だったりする。
ホールドを解除すると、iPhoneでもおなじみのトップ画面が現れる。画面の下部、Mac OS Xで言うところのDockのような部分には、ミュージック、ビデオ、写真、iTunesのアイコンが並び、画面上部にはSafari、YouTube、カレンダー、連絡先、時計、計算機、設定のアイコンが並ぶ。ちなみにウィジェットは少なくとも9個は入るスペースがあり、今後拡張されることが予想され、楽しみだ。
ミュージックを押すとDockの部分がプレイリスト、アーティスト、曲、アルバム、その他というリストに変化し、音楽を表示する方法を選ぶことが出来る。画面には大きく、見やすい文字で1度に8行表示するリストが出てくる。
指でなぞると、指で動かした分が動くが、指ではじくようにすると、はじいたスピードで回り始め、だんだん勢いがなくなって止まる、と言う動作をする。はじいてから再び指で押さえると、そこでぴたっと止まる。なんだか地球儀のように回転するモノを実際に触っているのと同じようだ。これがMulti-touchの基本的な動きの1つだ。
加速度センサーが入っているため、その曲リストでiPod touchを横長に構えると、Cover Flowモードに入る。画面の中のアルバムのジャケットを指で横になぞると、ぱらぱらめくりながら探すことが出来る。目当てのジャケットが見つかったらそれをタップすれば、ジャケットがひっくり返って、中に入っている曲リストを見ることが出来る。もちろんそこから再生することも可能だ。
またMulti-touchの基本操作をもう1つ。それはピンチイン、ピンチアウトである。ピンチはつまむ、と言う意味。画面の中のモノをつまんだり引き延ばしたりして、拡大、縮小をすることが出来る機能だ。主に写真のプレビューやSafariでウェブサイトを見ているときに利用する。
画面上で拡大したいところに2本の指をつぼめて置き、画面に触れながらその指を開く。すると開いた分だけ拡大していく。コツとしては、親指と人差し指を使い、人差し指を固定して支えながら、寝かした親指だけを動かす方法。もしそれでも慣れない場合は、拡大したいところをダブルタップすると、そこをフォーカスするように拡大してくれる。
実はMulti-touchはニンテンドーDSなどと違い、爪が触れても反応しないようになっている。そのため爪の長い女性にはなかなか使いにくい様子だった。ピンチイン、ピンチアウトに限らず、指を寝かせたり、指の側面を使うようにしながら操作するとうまくいくようなので、試してみて欲しい。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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