今回かなり驚いたのがiCal。今まで使いにくかった予定の詳細編集のドロワー表示が廃止され、予定をダブルクリックすると吹き出しのようにその場にポップアップするデザインになった。Mac的には割とイレギュラーっぽい表示の仕方なんだけれど、これはこれでとても使いやすいし、ドロワーがなくなったのでカレンダー表示を画面いっぱいに広げることが出来るようになった。
また、右サイドにあるマンスリーカレンダーがiPhoneっぽいデザインに変わっている点も見逃せない。
しかしながらさらに驚いたことは、iCalのスケジュールアイテムにファイルを添付できるようになっていたことだ。使ったことがなくて気づいていなかっただけかも知れないけれど、iCalのスケジュールにファイルをくっつけて、それをwebcalサーバにアップしておくことが出来るのだ。
例えばwebcalサーバで予定をシェアしている人たちに、その予定で利用するファイルを配布することが出来るわけだ。例えば授業を履修している学生向けに授業資料を配付するのも便利だし、会議のログを後から添付して、予定のアイテムをクリックすればそのログが開くような仕組みにすることも出来る。あるいはテレビ番組を録画するHDDレコーダーなどがローカルなwebcalサーバになっていれば、録画した番組をiCalに表示して、クリックするとその動画が見られる、みたいな使い勝手にだってなるわけだ。
.Macの容量を10GBまで拡大したことで、ある種のリミッターみたいなモノが外れちゃっているような気がするんですけれども。標準技術が色々な使い方に発想を広げるためのリミッターも外れたようだ。
もう1つ、こいつはすごいと思ったのがMailとの連携。メールの本文中に日付を示す文字列があると、そこの上をマウスが通ったときにグレーの点線で囲まれ、クリックすればiCalに予定として追加できるようになっているのだ。ご覧のように、全角、半角が混じっていてもお構いなし。タイトルは基本的に件名から採取するし、メールの中の住所を探してきて、勝手に「場所」として記録してくれる。
登録するときにやはり今までの画面ルールにはなかったポップアップが登場して編集することも出来、これは非常に使い勝手が良かった。つい後でやっておこう、と思ってやらずに放っておくパターンが多いので、そういうユーザーにとってはとても強い味方になるだろう。
毎日使うモノなのでまだまだ発見がありそうだけれども、少なくともこの2点だけでも、新しいiCalを使う価値は大ありだと思う。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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