COLUMN | netnomad

World Cafe Workshop

by TARO MATSUMURA - 2007.12.19 17:30

 先週、12月12日に、新丸ビルにある21世紀クラブで「World Cafe」ワークショップに参加してきた。銀座コミュニティカレッジを主宰している鈴木利和さんの呼びかけで、30人近くのメンバーが集まった。NTT西日本の香取一昭さんをファシリテイターに、World Cafe誕生の経緯からその手法、実際に体験し、議論と手法に関するふりかえりを行った。

 以下のYouTubeプレイリストに5本のビデオをまとめてありますのでぜひ。

・YouTube: World Cafe Workshop Playlist

 今回の議論のテーマは、「どのようにしたら社会の一体感を回復できるか?」

 このBlogでも紹介しているソーシャルキャピタル研究会やNETNOMADなどの企画とも重なるテーマとして設定され、4人1組のグループが7つ、会場に作られた。最初の15分は、そのオリジナルのグループでディスカッションを行う。テーブルにマスター、ホストを1人残してその他の人はトラベラーとして他のテーブルに散り、再び15分の議論。そしてオリジナルのグループに戻ってきて再び15分キャッチアップをする。

 本来は15分ではなくもうちょっと長い時間にするようなのだが、15分でもWorld Cafeの面白さを存分に体験することができた。

 まずカフェというコンテクストでテーブルとマスターを置くところは、場所に情報を宿らせて熟成させる感覚に近い。テーブルの上には模造紙が置いてあって、そこには自由に文字を書いたり、イラストを描き込むことができる。その場所に残るホストとテーブルの上の模造紙が、そのカフェの情報を司る。

 トラベラーは他のテーブルに散っていき、そのテーブルでの議論と自分のテーブルでの議論をマッシュアップさせ、情報を得てくる。そして自分のテーブルに戻ってくると、ホストが不在中の議論を教えてくれて、トラベラーが外で集めてきた情報を伝える。

 全体のふりかえりの時に分かったのだが、ここまでのプログラムをこなすと、ふりかえりすらしない段階で、会場の中に流れていた議論全体が把握できていたのである。不思議なモノで、全部のテーブルを回ったり話をしたりしていなかったんだけれども。

 こういった雰囲気が感じられる場はとてもエキサイティングだったのだが、これを思い思いの言葉でシェアすると、45分間のワークショップで何が表面に出てきたのか?ということを生き生きと知ることができる。

 なにより、自分が語った言葉やメッセージを、自分と直接話していない人が語り始める。その瞬間、先ほど感じた不思議な雰囲気と、生き生きとした共有というモノが何であったか、知ることになる。その場に自分がジョインしていて、その場の一員として自分の言葉が生きているのだ、という体験だったのだ。

 どのように社会の一体感を回復させるか? という問いに、ワークショップそのものが答えているような、そんな良い時間をシェアすることができた。

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