このデザインにして初めて縦型の写真をレイアウトしましたが、意外と良い感じですね。
そんな話はさておき、オフィスを移してからしばらく、部屋に時計がない生活をしていた。ケータイやiPod touchやMacにも時計があるのでそこまで困るわけではなかったのだが、ぱっと見てすぐに時間が分かるシンプルな道具としての時計のありがたさをさすがに痛感させられている昨今である。
それでいろいろと時計を探し始めた。
やはり時間は狂って欲しくないし、電池切れも起こして欲しくない。とにかくメンテナンスフリーでちゃんと時を刻んでくれる時計というモノを選ぼうと思っていた。つまり、ソーラーパワーで動き、かつ、電波で時刻合わせを勝手にやって置いてくれるようなヤツが適任だと思っていた。そして暗いところでもすぐに分かるような発光してくれるLEDの時計が良いな、と。
しかしながら、選んだのは、上の条件とは真逆の、ダメそうなヤツになった。
いや、結構悩んだんですよ。選ぶとしたら赤いLEDの小さめの文字の時計が良いな、とお思っていたんだけれども、悩んだ結果、この時計となった。中国製で電池を入れるとわりと気になる動作音がし始めて、1分ごとに数字がめくれる音が「ぱたっ」とする。うるさいヤツなのだ。
けれども、潜在的にこれを選ぶことは決まっていたような気がする。実はMacの23インチのディスプレイのスクリーンセーバーを、まさにこのパタパタ時計のスクリーンセーバーにしてあるのだ。
ということで、冒頭の縦型の写真が撮れたわけだ。ディスプレイに映るデジタルのパタパタ時計と、実際のリアルなパタパタ時計の共演である。いや、Macのパタパタ時計はMacの動作音(夏になれば爆音だ)を除けばいたって静かに、ぱたっと言う音すらせずに動作する。しかもタイムサーバと時刻を同期するので正確だ。
一方のアナログなパタパタ時計はそのあたりのテクノロジとは無縁の存在だ。うるさいし。けれどもどこか愛らしいじゃないですか。
昨日書いたWiredとWirelessもそうだけれど、やっぱりこういうデジタルとアナログのコントラストや融合みたいな部分を楽しんじゃう僕なのでありました。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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