2008.03.26 23:35 JST - COLUMN - IDEA (battery eco idea photo sanyo top)
Powered by Eneloop - バッテリ社会へのテストラン
最近、電池交換の折に、Eneloopを買うようにしている。
始めはカメラのスピードライトを、次はポータブルの録音機材の電池をEneloopにした。そしていよいよMacで使っているWireless KeyboardとMouseの電池が切れそうになってきたので、これをEneloopにリプレイスした。とりあえずおおよそ、身の回りで頻繁に使う電池はEneloopになってきた。
もう電池を捨てない、という生活になりつつあるのは、何となくうれしい気がする。なにか、Eneloop生活をして生み出されたモノに対して、「Powered by Eneloop」的な何らかを積極的に発行しても良いんじゃないだろうか。
電池を捨てない生活には、ある程度の用意周到さも必要だ。出先で余計な電池を買わないようにする必要があるからだ。どうしても必要になって買ってしまうことを無くさなければならない。そのためには充電をキチンと計画的に行っておく、と言うやりくりをしておく必要がある。
それにしてもバッテリというモノは充電に時間がかかる。急速充電で4時間、5時間とかかるモノも減ってきてはいるけれど、それでもガソリンをクルマのタンクに満タンにするように5分以内で終わるバッテリ、というのは身近には見あたらない。
やはり電池の良いところは、交換したら満タンになっている、と言う点なのだろう。その便利さを保つために、eneloopも充電池を充電している状態で販売しているわけだ。例えばコンビニで、電池切れのeneloopを回収して、手数料を取って充電されているeneloopに交換してくれたりしないだろうか。
これはeneloopのビニル傘化である。
もちろんeneloopのバッテリとしての健康状態をチェックするためのなんらかの仕組みというか設備は必要だけれど、個人的に「電池を捨てない」とeneloopを採用している個人が集まって、地域的に、あるいは社会的に「電池を捨てない」という意思を尊重できる仕組みを作っても面白そうじゃないだろうか。
これは、近い将来訪れるかもしれない、クリーン電力社会のライフスタイルの1つのテストケースになるかもしれない。例えば自動車がバッテリベースになったとしたら、今まで以上に充電という行為に気を遣うし、バッテリ残量というモノを常に意識しながら生活しなければならなくなるわけだ。
例えば今ハードにモバイルコンピューティングをしている人や、ケータイのハードユーザーなんかも電源管理はシビヤな問題になっていて、彼らの知恵というのは結構生かされる可能性がある。
慶應義塾大学SFCキャンパスでは、バッテリこそシェアされていないが、MacやThinkPadなどの共通規格を持っているノートPCのユーザーは、ACアダプタ融通し合っている。また全社でThinkPadとフリーアドレスを採用している企業は、まっさらなテーブルの上にThinkPadのACアダプタだけがひょろっと伸びている風景を見ることが出来る。
もちろんこれらの光景はeneloopのシェアリングとは関係ないけれど、電源をシェアリングするという文脈で、参考になるスタイルを持っているのではないだろうか。一応、アイディアの種としてメモしておこうと思う。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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