2008.04.02 15:10 JST - - ( )

Fusen is a Idea Base

Idea Mapping
Idea Mapping

 文化人類学者である川喜田二郎が考案した、データをまとめるための手法「KJ法」は有名だ。特にグループワークが多いSFCでは、グループワークの始めにこのKJ法でみんなのアイディアを探る、と言うことが非常に多く行われていて、慣れたモノである。これをやるのに適当なツールもまた、付箋紙なのだ。

 写真はちょっと適当すぎる例なんだけれども、グループの人から情報を集めたり、集まった情報をカードにして似ているモノを分類しながら、グループにタイトルを付ける。それを俯瞰して、全体やトレンドを計る。これがKJ方の一般的なメソッドである。

 これを付箋紙でやると、学習の現場に多い黒板やホワイトボードの上に要素1つ1つが書かれた付箋を貼り付けることが出来、さらにグルーピングは黒板にチョークで書けばできあがり、と言う非常に効率的な作業になる。集合値を可視化しながらまとめていく、という言い方になるのだろうか。

 また一人で何か考えるときにも、付箋紙を使ったアイディアマッピングは有用に思われる。要素を付箋紙に1つ1つ書き出して、それを分類したり、ツリー状に並べていったりして、アイディアをまとめたり、方向性を導き出したり。

 普段から僕もアウトラインエディタを使ったり、最近はMicrosoft Office 2008 for MacのSmartArtグラフィックスを自分用に作ったりしながら、何か概念を分かりやすくしたり、並び替えたり分類したりしているのだが、これをより直感的に手を動かして実現するのが、付箋紙を使ったアイディアベースなのだ。

 オンライン付箋サービスでもこの作業が可能だ。要素を付箋というオブジェクトの形にしてそれを用意されるキャンパスの上で並び替える。サービスが対応していれば、同じキャンパスをみんなで操作することだって出来るわけで、遠隔地でのKJ法の実践に威力を発揮する。

 というか、そもそもの話、リアルでもデジタルでも、情報を付箋という小さなオブジェクトの中にまとめる作業というのがポイントの1つかもしれない。移動可能、連結可能なマイクロコンテンツとしてまとめていくこと。これが付箋紙を使ったアイディアベースの明示的な方向性であり、また特徴的アウトプットを見ることになりそうだ。

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