付箋紙で、特にブロックメモ型の書き込む領域が広いタイプは、一時的なメモとしての活用が多く見られる。ホッチキスか何かで止めておけば保管することも出来るが、何か残しておきたいことはノートという道具があるので、付箋紙の役割はテンポラリなメモが多いわけだ。
僕は毎週30分のラジオ番組を収録しているが、このときのトークのネタは1テーマ1枚の付箋紙に書いて、大抵机の上に付箋紙を貼っている。膨らますときに箱の付箋紙に書き込むし、トー駆虫に消化したネタはペりっとはがして除けておく。タイムラインがあって、喋りながら、音楽を聴きながら、時間を気にしながら、という同時並行していく作業の中で、この付箋紙による「カンペ」はとても重宝している。
また1日の就業時間もまた、ラジオ番組のようにタイムラインがあって、色々なことが同時並行していく現場である。
そこで、机の上にやるべき事を貼り付けておいたり、急に入ってきた電話連絡の要件などを書き留めてタスクに追加したりする際に、このテンポラリなメモとしての付箋紙は活躍している。僕はせっかく美しい表面の天板を持つデスクを使っているのだから、と言う理由でラジオの収録の時以外に机に付箋紙を貼ることはしないんだけれども。
デスクに付箋紙を貼る人にも、創意工夫がある。やるべき優先順位が高い順番に常に並び替えをしたり、緊急の要件はわざと邪魔になるように右手の手元に貼っておいたり、文書作成のタスクはiMacのディスプレイ下の余白スペースに貼り付けたり(そう言う意味では最近のiMacは「付箋フレンドリー」なデザインですね)。
テンポラリなメモとしての地位を脱しない付箋も、こうやって鮮やかな活用を見ると、なんだか元気が湧いてくる、と言うモノです。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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