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Googleダウンとネットと地理的関係

2008.04.28 17:02 | by TARO MATSUMURA
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 やっとBlogが書ける状態に復活してきました。これで5月も無事に迎えられそうです。近々、リリースが出ますのでそれはまた後ほど。ちなみに今僕が仕事をしている周辺がざわついている。Googleにつながらないのだ。Twitterを見ても似たような書き込みが散見され、どうやら僕がいる環境のせい、というわけではないようだ。まあたぶんほどなくしたら復活すると思うけれども。

Can't reach to Google.com

 まず笑ったのがSafariの画面。ネットにつながっていない場合やページが見つからない場合、「ページを開けません」という表示になる。あまり経験してないからよく見たことがなかったが、このページのエラーメッセージに続いて、ブラウザに入力した文字がコピーされていて、「Googleを使ってこのテキストを検索できます。」と記されている。

 いやいや、Googleにつながらなくてこの画面になっちゃったんだよ!

 と強めのつっこみを入れたくなるのだが、ここにもちょっとした現在のウェブの世界の前提が隠されていて興味深い。

 つまり、見つからないページはGoogleで調べれば何とかなるんじゃないの? というちょっと投げやりなサジェッションと、Googleにつながらないことなんてない、というある種の信頼性を元にしたデフォルト表示なのだ。もちろんAppleとGoogleのウェブに関する蜜月があれば、話はもっとシンプルだと思うけれども。

 ここで今一度自分の行動を振り返ると、ネット上の「近所」でGoogleへつながらないことについて調べていた。

 その媒体がTwitterだった。今までだと、接続先を自宅の光回線から公衆無線LANにしたり、ケータイからGoogleに接続したりして、だめなのかー、と本かDVDを見始めるところだけれど、みんなのつぶやきを集めるTwitterにいって、トラブルに巻き込まれているのは自分だけじゃないのか、と状況を知ることになった。

 ウェブ上のリンク関係だとか、ソーシャルグラフだとか、シチュエーションをシェアしている人たちとの間の、仮想的な近接通信(?)みたいなネットワークができあがっていて、ニュースサイトやブログエントリーがフォローしきれない、思い切り短いタイムスパンでの出来事についての状況把握をキチンと行うことができるわけだ。

 そしてもう1つ、ウェブ上の距離についての話が思い浮かんだ。

 先日Lunarrの高須賀さんのデモみながら話していたときに「日米回線じゃきついかな?」というフレーズをしきりに聞いた。アメリカにサーバがあるウェブアプリを動かしていた最中で、アメリカにいるときと日本にいるときでの動作速度の差というものが、体感的に発生していたからこそ出てきた言葉だったのではないか、と推測する。

 つまり普段よく使うサービスのサーバが国外にあることは、何らかの形でリスクになり得るな、ということだ。分かり切っていることではあるんだけれど、改めて今回Googleが使えない時間帯があった、ということで、意識せざるを得なくなった。

 特に僕は写真の管理を全てFlickr上で行っている。もし日米間の回線にトラブルがあったとき、写真を取り出したりそれを使って表示させているBlogに問題が出る。「膨大な写真のストックとBlog上での活用を両立させる」という目的に対して、効率の問題でFlickrを使っているが、リスクは意識しておかなければならない。

 国によってアクセスの規制の施策が様々な形で行われているが、これもまた国境封鎖や貿易凍結のように、ネットのブロックという政策措置が今後あるのかもしれない。Googleのちょっとしたダウンでそこまで考えるのもぶっ飛んでいるけれども、日常気にしないことの裏にも結構大きな問題が潜んでいるような気がする。

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