2008.06.23 23:13 JST - COLUMN (iPhone iPhoneKeitai keitai mac podcast)
僕がiPhoneを追いかける理由 - iPhone and Keitai

新しいPodcastのスタートです。リクエストが多かった内容ではあるし、僕もぜひやりたいテーマだったので、喜び勇んでスタートします、「iPhone and Keitai」。7月11日のiPhoneリリースにめがけて、少しiPhoneについてのこれまでのコラムやBlog記事、そして最新情報などをまとめてご紹介していきたいと思っていますのでお楽しみに。
さて。
2008年7月11日、Appleは世界各国で、iPhone 3Gをリリースする。いよいよ日本でもiPhoneが利用できるようになる。Appleファンのみならず、海外で華々しく立ち上がったiPhoneを指をくわえて見ていた日本のユーザーにとって、待望のリリースとなる。
今回のiPhoneの日本での導入を非常に歓迎しているが、なぜ僕がiPhoneに注目しているのかは、僕のバックグランドをご説明するとわかりやすいのではないか。
僕は、大学と大学院で「テクノロジとパーソナルメディア」をテーマに研究、というよりは探求をしていた。一個人がメディアを自由に受信、発信する世の中はいったいどうなるのか。それを支えるテクノロジや製品、サービスは何か? テクノロジに呼応して生まれる我々のライフスタイルとはいったい何か。
これを探し求めていく時に、3つのキーとなるテーマがあった。それはウェブ、Mac、そしてケータイである。
1つ目のウェブの世界。2001年のブロードバンド元年から始まり、ビジネスや生活がネットによって激変する「ネット革命」、これに続き情報の送り手の自由化と受信者の自由化が進んでワークスタイルへの変化を及ぼす「ウェブ革命」、マッシュアップなどのキーワードが生まれた「Web 2.0」の世界が進行中である。
2つ目のMacは、非常にマイナーなプラットホームという認識から、iMac、iPodの出現、そしてMac OS Xという次世代OSの成功を通じて、プロダクトデザインのトレンドを作り、iTunes Storeなどで音楽の視聴スタイルを激変させ、OSのDNAに備わるクリエイティビティをブランドだけでなく、Macを使うユーザーの日々の作業にまで反映させている。
そして3つ目のケータイは、もっとも身近にあり続け、また人と人とつなぎ続けるテクノロジとして存在し続けている。特に日本では世界からも注目されるカルチャーを作り、老若男女の共通のツールとしてインフラ化している。まさに僕が研究対象としている「パーソナルメディア」の1つの完成された姿であり、今後も発展が進んでいくことに期待を寄せている。
ここまで見てくると、僕がiPhoneを追いかける理由は明らかだ。3つのキーワードのうち、全てにiPhoneが関係あるからである。「Mac」を世の中に送り出しているAppleが「ウェブ」を手のひらで自由に操れる「ケータイ」を作り出したのだ。用がないわけがない。
3つめのキーワードで指摘したとおり、「ケータイカルチャーがよく発達している日本で、なぜiPhoneのようなケータイが生み出されなかったのか」について、2007年の梅雨時、日本のクアルコムの社長である山田さんや僕の先輩であるITジャーナリストの林さん、そしてカメラマンの三井さんや荻窪さんとともに、悔しがったのが記憶に新しい。
しかも初代iPhoneは日本では使うことも出来なかったのだ。ではなぜ使えなかったのか?
2007年6月末にリリースされた初代iPhoneは、アメリカやヨーロッパで普及しているケータイの電波方式(GSM)に対応した端末だった。そのため日本では使うことができなかった。日本のケータイ市場は技術的な閉鎖性によって独自の発展をしてきたが、その結果世界的に話題になったiPhoneを1年以上利用できないというしっぺ返しを食らった格好だ。
僕は2007年9月、iPhoneフィーバーが一段落したころに、アメリカ・ニューヨークでiPhoneとともに過ごす2週間を送ってきた。そこで受けた衝撃はたくさんあったが、一番ショッキングだったことは、日本のケータイが、アメリカのケータイに追い越されたのではないか、ということだった。
そのくらいインパクトがあったiPhoneの新モデルがリリースされ、日本でも使えるようになるのだ。だからといって、日本のケータイユーザー全員をターゲットとした端末ではない。しかしワールド・スタンダードなモバイルの世界に触れたり、それを手に入れたりする上では非常によい端末ということになる。
日本でも使えるようになるiPhone 3Gの話に移る前に、ニューヨークで使ってみた「iPhone体験」からご紹介しようと思う。
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http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/9227 - [2008年6月24日 15:58] りんもん -
こんにちは。
といことであれば、二番目はMacではなくて、Appleですかね。
求めるニーズが違うので一概に日本の携帯とiPhoneは比べられないですが、僕の望むニーズも日本の携帯ではなくて、iPhoneにあるので、松村さんの考えは僕にもマッチします。
日本の携帯のニーズは、コミュニケーションとしての色が濃くて、それができるのであれば、何でも良いのでしょうね。
大体、日本の携帯では、それぞれの機能がシームレスになっている必要は無いのですから。ワンセグはテレビを見たいとき。お財布携帯。メール、iMode。iPhoneは全てがシームレスでウィンドウこそ違うけれど、機能同士が連動しています。これは日常生活に当てはめると、すごく自然なことで、まさにすばらしいことです。

castalia.jp: iPhone and Keitai
PLAY!
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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