2008.06.24 22:07 JST - ( )

最強のテレビっ子マシン、SPIDER zero

 僕がジャーナリストとして活動を始めて間もない頃だっただろうか。このSPIDERのプロトタイプをPTPの社内で見せていただいたことがある。その美しい筐体と洗練されたシンプルなインターフェイスには目を見張るモノがあった(僕がこれを見た直後に、iPod並の少ないボタンでMacを操れる似ているインターフェイスのFrontRowをiMacに搭載してきた)。

 そして何より、1週間を全録して、その番組のシーンを検索することが出来るという、ただそれだけのためのマシンである点には感動した。2.5TBモデルは、1週間分、8チャンネルのテレビ放送を録画することができ、たまっている間は検索可能で、必要な番組はHDDに保管したり、DVDに焼いたり出来る。

 勝手に、常に最新の1週間分の番組が保存されているため、予約録画も見逃しもない、というのがすごい。

 最近iGoogleに、検索急上昇ワードのガジェットを導入してみたのだが、芸能人や歌手、会社の名前、本のタイトルなどがめまぐるしく変わる。このランキングは、テレビが身近にない僕にとって何の意味があって動いているのか理解できなかったのだが、この検索ワードのランキング、完全にテレビで流れているキーワードがそのまま出ているじゃないですか。

 先日のSFCでの授業で、ネットとテレビの融合について学生がこんな言葉を語っていた。「ネットとテレビの融合について議論が絶えないけれど、普通の視聴者はテレビを見ながらネットを検索している。いわば、こちら側ではすでに勝手に融合させているのだ!」と。なかなかうまい表現だと思うのだが、これを裏付けているのもまた、検索急上昇ワードのリストかもしれない。

 現在は不法にYouTubeにアップロードされた動画によって、その検索の対象になったテレビ番組の中の見所、面白かったところ、もう一度見たいと思いそうなところを振り返ることが出来る。

 動画共有サイトに投稿するからダメなわけで、これを家にあるサーバにため込んでいて、好きなタイミングで検索したり、インデックスから探し出して見られればいいじゃないか。コンテンツを蓄積しながら、必要な箇所をつまんでいく。そんな視聴スタイルを実現できて、無意識にも「裏番組」までキチンとフォローできる。

 これがSPIDER zeroの1つの使い方だ。あるいは、僕みたいにCMが好きな人にとっては、CM検索が出来る機能についてもきっとおもしろがって使うことになるだろう。

 SPIDERにはpro版も存在していて、こちらは番組内のコーナー単位での視聴も出来るようになっているというからすごい。zeroでも使用することが出来るテレビ番組のメタデータは発売元のPTPがネットを通じて提供していて、月額1000円の利用料がかかるそうだ。

 このマシンが全家庭のSTBとして行き渡るほど価格が安い訳ではない。しかし番組コンテンツを精査しながら好きなモノしか見ない、という視聴スタイルは完全に実現される。そこまでいくと、不確実な出会いすらないプルが他メディアになってしまって、
テレビが娯楽ではなくなるのではないか、と寂しい気分にもなるが、情報を受信するメディアとしてテレビをとらえた際には、1つの未来像といってもいいと思う。

 実は搭載しているチューナーはアナログだけで、2011年7月には使えなくなってしまう、ちょっとはかないマシンでもある。もちろんデジタル放送対応版も登場してくる予定だそうだ。

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      最強のテレビっ子マシン、SPIDER zero

      Tech-On!: PTP,消費者向け1週間全チャンネル録画機「SPIDER zero」を発売開始 - デジタル家電
       ベンチャー企業のPTPは2008年6月20日,消費者向けの全チャンネル録画機「SPIDER zero」の販売を開始したと発表した(PDFの発表資料,公式サイト)。 SPIDER zeroは,同社がこれまで法人向けに販売していた全チャンネル録画機「SPIDER PRO」の消費者向け版(Tech-On!の関連記事)。記録容量が2.5Tバイトと1.3Tバイトの2機種を発売する。本体価格は2.5Tバイト機種が税抜きで38万円,1.3Tバイト機種が税抜きで28万円。

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      • [2008年6月25日 20:53] まぁしぃ -

        あー懐かしいね。
        やっとコンシュマー版が発売です(^_^;;;

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