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つながりにくさ対策、ハイブリッドなアクセス
by TARO MATSUMURA - 2008.08.05 23:45
ケータイやメディアの話を扱っている割には、僕の仕事場の環境は悪い。もうメインというよりはこれ1本にしても大丈夫そうだ、と判断しつつあるiPhoneが拾うSoftBankの電波は窓側でぎりぎり、キッチンまで行くと厳しくなる。iPhoneが厳しいわけではなく、NokiaでもSharpでも同じ事だ。そしてテレビは無く、解約寸前のINFOBAR2のワンセグも電波は入らない。
PHSを使っていた頃、NTTパーソナルのホームアンテナを買ってきて設置し、家の中でも快適な受信環境を作ったことがあるが、ケータイではなかなかそう言うわけにはいかない。SoftBankも個人ユーザー向けの小型基地局設置サービスをやっているが、ショップで買ってきて付ける、という簡単なモノではなく、屋外と屋内に機器が必要で、資格のある人による設置が必要。手軽ではない。「フェムトセル」の導入も待たれるばかりだ。
8月5日に、SoftBankの孫さんは、iPhoneの利用傾向について、トラフィックについては許容量だとの発言があった。しかしiPhoneのパケット定額フルの2段階性を導入した背景には、もし自宅やオフィスにWi-Fiアンテナがあるなら、そちらを使うと定額料金をフルに払わなくても良くなる、と3G経由でないiPhone利用にトラフィックを流す布石とも読み取れる。
確かに、通話は残念ながらWi-Fi経由では利用することができないが、逆に通話以外はWi-Fiでも同じコンテンツとサービスが受けられる。実はこれは、今までのケータイのウェブ対応とは大きく違う点なのだ。docomoも条件が整えば、自宅のWi-Fi経由でi-modeを利用できるようにするサービスを提供し始めるなど、アクセスのハイブリッド化の流れは強い。
テレビも、できればハイブリッドなサービスになってくれるとありがたいのだけれども。最近、テレビのアナログ放送では、右上に「アナログ」という表示がなされるようになったそうだ。最も安い地デジチューナーは5000円で、自宅にネット回線を引いているのに更に5000円のチューナーを買ってこなければデジタル放送が見られないのか、とがっかりしているところである。
ITmediaの小寺さんの記事では、アナログ停波に関する話題が詳しく述べられている。Apple TVとプロジェクタとDVDという映像環境では、気軽にテレビを見ることは残念ながらかなわないようだ。一方で、Apple TVのHD PodcastやMovie Trailerでは、びっくりするほど美しい映像がネットを通じて振ってくる。DVDを買ったり映画をレンタルしてみているので、コンテンツにお金を払いたくないわけではないのだ。
コンテンツを受け取る手段として、もっとハイブリッドなアクセスが可能になっても良いのではないか、と思うのだ。
Fuji Sankei Business i. via ITmedia: 携帯ネット"つながりにくさ"改善 各社が新施策
携帯電話会社が、通話やインターネット接続の"つながりにくさ"を改善する新施策を相次ぎ打ち出している。背景には、米アップル製の高機能端末「iPhone(アイフォーン)」の登場などにより、動画配信やゲームなどの利用が進み、データ通信量が急増するとの懸念がある。携帯各社は、「ネットにつながりにくい」といったユーザーの不満が高まる前に、対策を急ぐ構えだ。
ITmedia: ソフトバンク、一般ユーザー向けの小型基地局設置サービスを開始
ソフトバンクモバイルは、屋内などでの電波状況を改善する、小型無線基地局の設置サービスを始めた。ユーザーからの申し込みを受け付け、調査の上無償で設置する。
ITmedia: アナログ停波までに片付けねばならない5つの課題
個人的には、過去アナログ停波反対を訴えてきた経緯もあるわけだが、それはこれまでのアナログ放送に比べ、デジタル放送があまりにも不便になっているからである。その問題は今も解決していないのだが、このままアナログ停波を強行すればそれ以外の理由で、数多くの問題が発生することが分かった。
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