2008.11.17 23:10 JST - REVIEW - iPhonestock
駅探エクスプレス Ver 2.1 - 手の平でマッシュアップするアプリたち
愛用しているiPhoneアプリの1つ、駅探エクスプレスのVer 2.1が素晴らしい。今まではiPhone「らしい」インターフェイスを追求したシンプルで軽いアプリだったが、だんだんiPhoneの機能を深く使うアプリになりつつある。
先日、開発を担当しているHMDTの木下さんにお話を伺ってきたが、「SDKによってiPhoneのポテンシャルの80%を引き出せるようになった」と語っていた。それに合わせるかのように、ヴァージョンアップした駅探エクスプレスは、iPhoneの位置情報機能、加速度センサーなどの機能を、これまたスマートに取り込んだアプリになっている。
検索結果を表示した状態で画面を横長に構えると、経路の駅を線でつないでくれる路線図が現れるのである。停車駅や乗換駅もきちんと表現される。初めていくところや普段慣れない路線だと、目的の駅が有名な駅の手前なのか先なのかわからず、ミスするかもしれない、と電車内の路線図を一生懸命調べるタチだったので、手元で全てわかるのはとてもありがたい。
また検索条件設定の際に、すでに入力してある駅名をクリアしたいときには、端末を振ればばらばらと駅名が下へ落ちていき、まっさらな状態に戻る。振ってクリア、というのはすでに他のアプリでもよく使われているが、ある意味iPhoneでクリアしたい場合は振ればいい、という共通操作になるかもしれない。
またGPSなどのロケーション情報から付近の駅をリストアップしてくれたり、複数の検索結果がフリック操作で切り替え可能になったり、条件設定まで記憶してくれる履歴機能も便利である。
しかしここで最も面白そうなのが、他のアプリとの連携だ。現在は、30min.おでかけアプリとの連携が予定されている。
例えばレストランガイドやショッピングガイドと行った、どこかのスポットを紹介するアプリには、電話をかけたり、iPhoneのマップアプリで場所を見つけたりすることはこれまでもできたが、いざそこへ行こうとすると、アプリの操作はいったん断絶し、新たに乗り換え案内のアプリを起動する必要があった。
そこで駅探アプリは、ガイドのアプリから駅探アプリに飛ばすことによって「これから出かけるための行き方」を紹介するところまでを一連の操作でフォローすることになる。iPhoneの上にインストールされているアプリ間であれば、情報を受け渡して探すことが可能で、目的地の駅を渡して現在地を取得、近くの駅を提示すれば、すぐに乗り換え案内ができる。
手の中でアプリ同士がマッシュアップをスムーズに行ってくれる環境。iPhoneアプリが充実していく中で、とても重要になるファクターである。
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松 村 太 郎
TARO MATSUMURA
UPPERWESTSTUDIO
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
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