COLUMN | sociallearning
mixi Platform - Open Social Apps World in Japan
by TARO MATSUMURA - 2008.12.12 18:01
mixiはオープン化戦略を採っているが、今回mixi Platformを公開し、参加者をウェブサイト上で募集し始めた。mixi Platformを活用すると、パートナー登録された企業や個人の開発者が、mixi上にアプリを制作できる。
mixiは現在1500万人を突破するユーザーを獲得するコミュニティを形成している。ユーザー数が1000万人を超えたあたりから、mixiは変わろうとしている。変化のポイントは「mixi core」と「mixiのオープン化」の2本柱になる。
mixi coreは、mixiのコミュニティ機能、ソーシャルグラフと言われるユーザー間のつながり、その上をめぐるUGC群の強化だ。
特に最近の動きで上げられるのは、年齢制限の緩和と招待制の廃止。特に後者今までは既存のmixiユーザーから招待してもらわなければ入ることが出来なかったが、mixiによると「ユーザー検索機能やレコメンド機能の実装によって、ユーザー登録時にマイミクゼロ状態を防げる準備が整った」とのこと。
招待制を取っていたため、地方や飛び地になりうる属性などにリーチを広げることも目的にあるが、「ユーザーの増加を急激に加速することは考えていない」とのことだった。またユーザーの増加に伴ってアクティブ率が下がり始めてる点は、エコーなど、気軽に自分のコミュニティのコンディメントが出来るツールの提供をし始める。
もう1つの柱がmixiのオープン化。わかりやすい例がOpenIDへの対応だった。ただ対応してもつまらないと言うことで、マイミク認証とコミュニティ認証を外部のサービスでも活用できるようにする「おまけ」を作った。
僕はこれはものすごく意味のあることだ。OpenIDの活用をより進めることになるし、僕も今考えているfusenをOpenIDによって、ソーシャル・ラーニング環境を構築する方向へ舵取りできれば、と思っていたりする。
そしてmixiアプリが2009年春に登場するという。これはiGoogleのガジェットのようなモノを、mixi内の情報を活用して作れるようにする、というと簡単な説明になっていると思う。言うなれば、Facebookのプラットホーム戦略をそのままトレースするような格好だ。
また、すぐにというわけではないかもしれないが、アプリの課金サービスも考えられる。ちょうどiPhoneのApp Storeもイメージに入ってきていると言うことだろうか。とにかく、mixiの上にあるソーシャルグラフと、データ量をどのように活用するか。ビジネス創出が出来るか、他者がビジネスを作れるか。
このあたりを考えるときに、良いお手本は揃ってきている。ウェブプラットホームの提供という点でFacebook、少額・大ユーザー数を対象にしてプラットホームと開発者でレベニューシェアを行うiPhoneのApp Store、パソコンやモバイルからリビングまでの生活メディアを結びつけるYahoo! JAPAN for AQUOS。
mixiとしては、こういうコミュニケーションをリッチにするサービスでユーザーに課金してきたいと考えているようだ。確かに書籍やCDなどの物販を載せればそれなりの売上げは立つかもしれないが、そこをむやみにやらないというから頼もしい。
mixiは拡張現実の世界と言えるのかもしれない。Second Lifeのような仮想現実の世界ではない。だからこそ今回の年賀状のようなサービスはマッチしやすいのかもしれないし、ギフトなどのサービスも可能性はアリだ。
それ以上に考えなければならないのは、巨大なソーシャルグラフとライフログ空間であるmixiを、拡張現実の世界としてどのようにアイディアやビジネスにしていくのか。やはり代替ではなく拡張。この原則を崩さず取り組むべきじゃないかと思う。
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