MacSPiCE | REVIEW

Ping as a kiss - WALL-E / Walt Disney + Pixer

by TARO MATSUMURA - 2008.12.07 04:03

 念願のWALL-E(ウォーリー)を六本木ヒルズのレイトショーで見てきた。実はPixerの映画を映画館で見たのは初めてかもしれないです、考えてみれば。

ちなみにこのエントリーでは、本筋以外の小ネタがネタバレしてます、結果的に。

 なんとも、手元にあるWireless Mighty Mouseがイヴに見えてきました。

 6月にアメリカで公開されてからPodcastや予告編などを漁り、早く見たくて仕方なかった映画だ。どうしてもウォーリーのキャラクターが愛しくてたまらなかったからだ。超有名な映画のオマージュからハッピーエンドに流れていくストーリーは安心して見られる。アメリカのウォーリーのウェブサイトやiTunesのPodcast等のリンクは、右のRESOURCEにまとめてあります。

 さて、ウォーリーを作ったPixerはAppleのSteve Jobsが生み出したアニメーションスタジオで有ることはご存じの通りですが、今回主人公がマシーンということで、Macユーザーにはクスッと笑ってしまう小ネタが満載されています。特に、Macが発する音で2ネタ。

 ポンコツそうに見えるウォーリーは実は超ハイテクマシーン。エネルギー源は太陽電池で、充電が朝の日課になっている。人間は睡眠で次の日へのリセットを行うけれど、太陽電池で動くロボットにとっての夜は、充電できる朝までの待ち時間。そして充電が完了すると、なんとMacの起動音が!

 これは何とも戦略的だ。ソーラーパワーで動くMacはまだ発売されていないけれども、同じ音で起動するMacがグリーンエナジーのイメージを持たせようとしている、というか...深読みしすぎましたか。宇宙で充電するときはなかなか笑えます。結構科学に忠実ですね。

 もう1つの音ネタは、Mac OS Xにデフォルトで内蔵されている「Ping」という音。ウォーリーとイヴがキス(?)をするシーンで、ウォーリーが発するのですが、長らく以前のMac OS Xでメールが届くときに長らくこの音を聞いていたせいか、メッセージのやりとりを感じてしまって。音の名前も「Ping」ですし。

 まだまだたくさんのMacネタがちりばめられているこの映画ですが、見れば見るほど、風刺に見えてきたり、社会に批判的な側面が見えてきたり、けれどもマシーンたちのかわいさに引き戻されたりする、絶妙なバランス感覚には。

 また、けなげで献身的、ノスタルジーを大切にする偏屈さ。ちょうどアスキー総研が発表したMacユーザー像を思わせるだけでなく、どうしてもウォーリーに親近感を覚えてしまうのは僕だけだろうか。だとしたら、もっともっとサステイナブルな生活を送って行かなければなりませんね。

 そしてエンディング。これも映画が大切にしているノスタルジーで描かれていましたので、エンドロールが始まってもぜひそのままシートで。

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