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一生かけて学ぶ

by TARO MATSUMURA - 2009.01.04 12:30

 フィンランドの教育の特集をテレビでやっていたのだが、ここで気になったフレーズは「知識や能力は一生かけて学ぶ」ということ。つまり学校にいる間に学びを終わらせることはないという、考えれば当たり前のことだ。

 ちょっと検索してみても、フィンランドの教育について評判の良い本は見つかる。競争をやめるといった言葉がよく見られる。確かに競争をやめることも1つの舵取りだと思うが、それで今まで、いまいちな環境になっている日本もあるわけで、これが即効薬とは思えない。

 フランスなどのEU諸国では、e-PortfolioやDigital Identityを流通させられるようにしようという動きがある。これらの動きに対して、競争を刺激する、と言う見方もあるかもしれないが、一方でフィンランドの特集で聞かれたフレーズ、「一生をかけて学ぶ」に符合する部分もある。

 一方で、僕のイメージとして、Digital Identityや「一生をかけて学ぶ」というフレーズとライフログをマッシュアップさせるアイディアが存在している。

コラボレーションを前提に充実 - LIFELOG WORKSHOP

 これはライフログとコラボレーションに関するちょっと古いスライドだ。ネット上に散らばる自分のUGCを取りまとめているイメージはあまり外れるところではないと思うが、このライフログにどのようなフィルターをかけるか、という部分が、ビジネス化するポイントになってくるのではないかと思う。

 ユーザーのプライバシーや気持ち悪さを防ぎ、またユーザーにメリットや必要性を自然に感じてもらえる「フィルター」をかけていく。このフィルターの1つが、Digital Identityを抽出する、もしくは構成するものになるのではないか、と思っている。

 僕がcastaliaで作っているfusenは、ダイレクトに学びのメモをUGCとして蓄積する手段だが、Twitterもソーシャルブックマークも同じことだ。そしてTwitterやSNSにはソーシャルグラフがついてくる。どういう友人を持つか、ネットワークを持っているか、これもDigital Identityを構成する1つの価値だ。

 このあたりが、新しい「一生かけて学ぶ」手段を作り出すアイディアになっていくのではないか。

Amazon: 競争やめたら学力世界一―フィンランド教育の成功 / 福田 誠治
OECD主宰の国際学力テストPISAを知っていますか? 大きな経済成長の見込めない時代、失業率の高さにあえぐEUを中心に、教育として与えられるのは「社会で生きていける力」であると考え、その力を測る手段として始まった。PISAダントツ世界一のフィンランドは経済的にも安定している国家。その教育は、読解力テストで劣る日本とどこがどう違うのか。視察や豊富なデータを元に、成功の秘訣をさぐる。

Benesse教育情報サイト: [調査]PISAでトップのフィンランドの教育
2004年12月OECD(経済協力開発機構)が実施した国際的な学力比較調査が発表されました。トップだったフィンランドの教育のあり方に関心が高まっています。フィンランドの教育科学大臣が6月下旬に来日しましたが、フィンランドの教育はどのようなものでしょうか。

フィンランドの教育
最近の二大国際テストでフィンランドは世界のトップにあり、またその理由にについても、いろいろと論じられている。 しかし納得できる説明が今一つ足りないように思われる。そこで、ここではフィンランド教育省のWWW上の各種資料によって、それを探っていくことにしよう。

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