COLUMN | sociallearning
エージェントをUGCから作るチャレンジ - ブログウォッチャー
by TARO MATSUMURA - 2009.02.16 17:27
みらいログワークショップのフォローアップエントリー。ブログウォッチャーは、リクルート、電通、東京工業大学によるベンチャーで、Blog記事、レビュー、掲示板などの情報をとりまとめた体験談DBを構築した。
ブログウォッチャー社長の羽野さんは「国内最大級の体験談データベースを、独自の技術で構築しました。これを元にしたプロファイルパスポートでは、自分のライフログを元にしたレコメンドサービスを展開することが出来ます。ブログの解析技術が得意で、ユーザーが書いた情報からレコメンドサービスを展開可能になります」と自信を見せる。
UGCの解析については、文章から男性か女性か、年齢はどのくらいか、と言う推定が可能と言うからびっくりする。コンビニのPOSでは、年齢層や男女をボタンで押しているそうだが、これと同じ事がネットの文章からでも可能とは驚かされる。
また体験談データベース、とのことで、体験談のみを抽出することも成功している。これらを自動要約して、商品特性を体験談データベースから引っ張り出すことが出来るそうだ。
また、「キーワードの滞在時間」という解析も行っている。例えば、iPhoneというキーワードで来た人が、40秒観ていった、という情報から、キーワードの時間的な価値やユーザーの興味の在りかを解析することが出来るようになる。
最近ブログウォッチャーは、エージェントによる会話と行動履歴からレコメンデーションを行う仕組みをクロンラボで実装している。最新のアップデートでは、もう一人の自分であるクロンと交換日記が出来るようになったそうだ。自然な会話がUGCやライフログであるとするならば、その積み重ねから自分が分かってくるようなサービスになるのだろうか。
このクロンとの会話によるレコメンド、というサービスは、実は、Blogを3年くらいやっていて僕自身が経験した感覚に近いような気がするのだ。つまり将来の興味が、過去のBlogエントリーにちらちらと表出していたり、今考えていることの答えに触れていたり、自分のBlogの振り返り画とても有益な作業であることに気づいた瞬間、Blogをより続けよう、というモチベーションにつながった。
ここまで来るにはなかなか大変だ、と周りの人には言われるし、僕自身、何かにとりつかれていないとそうならないような気はする。しかし、自分に対して気づきのフィードバックが得られるまでを、クロンは自然に演出してくれていて、ウラにはブログウォッチャーやそのほかのデータベース、エンジンが動いている。
と言うとちょっと居心地の悪さが出てくるかもしれないけれど、自然に自分との対話が出来るサービスというのは、もうちょっと進んでいくと、自分の中での試行や経験の非同期性を同有効活用するか、というとても興味深い話になるのではないだろうか。
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