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地球大学アドバンス『生命都市TOKYO再生へ向けて』
by TARO MATSUMURA - 2009.05.26 00:25
先日のWeathernewsの「ソラマド」「SOLiVE24」のプレスの際に登壇された京都造形大学の竹村真一教授にお誘いを受けて、新丸ビル9F エコッツェリアで開催された地球大学アドバンスに参加してきた。生まれた土地であり、今は住んでいる都市である東京の組成と近未来について、東京オリンピック2016年に向けたプランを作ってきた方々の話、という貴重なチャンスでもある。
既存の都市機能を生かし、半径8km以内で開催しようとしている東京オリンピック案。トークの中にも出てきたが、開発型のオリンピックは「北京で最後で良い」とロンドンに対する申し送りがなされているように、21世紀の3回目からのオリンピックは、開発による人間のイマジネーションのスゴサから共生型へのシフトが求められる。
そこで、東京が既に持っている都市機能、インフラを生かし、開発を必要最小限に、そして開発ではなく都市機能と自然に対する最適化を行うことで、オリンピックが開催できるという点をIOCにアピールしたわけだ。ただその裏には、東京という都市をどのようにサステイナブルにしていくか、そのための問題点とは何か、そして最小限の開発はどこになされるのか、というビジョンを知るチャンスであったわけだ。
都市にとって、オリンピックのような世界的なイベントは、都市開発の契機、きっかけとしてのチャンスでもある。1969年の東京オリンピックも、川や森を潰して首都高を造り、地下鉄を突貫工事で造り(1号浅草線は間に合わなかった)、都市インフラを整えてオリンピックに臨んだ。2016年のオリンピックは、日本の復活の次の段階、未来へ歩み始めるきっかけとして実施したい、というのが招致委員会の都市開発側からの意見と言える。
しかし一方で、本音もちらつく。世界的なイベントを都民で迎えたいという気持ちはある一方で、開発が伴わないオリンピック招致ではなかなか引っ張っていけないという部分もあるようだ。そういう意味で、今回のオリンピック招致で開発が最も入るであろう臨海エリアを重要な核とする意向が見えてくる。これはジレンマだが、東京の都市機能の脆弱性は認識しているし、今日の竹村先生の指摘にある通りだ。一方で、オリンピックをきっかけにしない限り、東京の最適化は出来ないのだろうか。いや、出来た試しはないんだけれども。
今回ウェザーニューズを呼んでいたのは、意味があったと思う。時間が足りなくなってしまって非常に短いプレゼンテーションだったが、都市の最適化、メンテナンスが市民の手によって造られる様子を、気象予報をモバイルで作り上げる手法から構築したい、という思いが伝わってくる。今日はそんなミクスチャーが起きている場となって、良かったのではないか。
以下、ライブログをコピー&ペースト。
竹村先生
- 新型インフルエンザについて。フィラデルフィアは、戦勝パレードのため、スペイン風邪が会うとブレイクした。一方フィラデルフィアは、1人の感染者が見つかったときに対処し、アウトブレイクしなかった。初動が大切。
- 京都の大学に、いち早く急行措置を執ってもらった。経済界からの圧力もあり、急行を説いているが、いい予行演習の場を与えてもらった感覚。強毒性の時はもっと厳重・迅速性があるべき。
- 「生命都市・東京」は、ロマンチックな響きがあるが、変動に対して適応力がある都市であるべきと考えている。
- 水と緑に満ちあふれ、東京湾、太平洋の子宮と呼んでいるが、栄養豊で平和な海に魚が入ってきて産卵しに来る、風の道、水の路をもつ生命感あふれる都市を再生していこう。
- 緑と水に対する感性がビビッドであるべき。樹木とパートナーシップを持って接しなければ、エコシティとは言えない。緑との関係の「質」が問われている。
- 北京に行ったとき、緑が多くて無理してがんばったんだな、と思ったが15年前は、砂漠の中の都市、というイメージだった。1本1本の樹木に向き合って、気功をやってる。樹林気功。樹木視点から世界を見るトレーニングをしてる
- 感性のソフトウエア「sense ware」を、気象モニタリングしているウェザーニューズにプレゼンテーションしてもらう。
- ハード、ソフト、ヒューマンを交えて考えていきたい
- 生命の定義は、自分が壊されるよりも速いスピードで自らを壊し、再生していくこと。工業製品は分子レベルで作り替えられることはない。だからこそ、ちょっとずつ大きさを変えて成長できる。
- 気候変動や海面上昇などに対処するため、東京も変わらなければならない。そういうポジティブな未来像を描かなければならない。
- キリバスの大統領に、実は環境変動で危機に瀕しているのは東京も同じだ、と言った。東京の子供達は自分のことと思っていない。これは、東京の成り立ちを振り返ればすぐに分かること。
- 東京は歴史的、地勢的に脆弱性をもって成り立っている。徳川家康が、それを踏まえてデザインされた都市が江戸。
水とともに生きていた江戸
- 縄文海進の時代、丸の内は海の下。皇居より東は海の底だった。大宮、熊谷までずっと海だった。だんだん乾いてきて、湿地として残っていた。利根川水系の反乱を繰り返す湿地帯だった。ヨシ原、ヒビ谷の由来。
- これを見た家康は、関東平野を干拓を続けて、民を養わなければならない。そのためには暴れ川を何とかしなければならない。そこで、利根川を銚子を流し、江戸川という水運のための皮を残した。
- しかし、かなり無理したため、決壊しやすいし、決壊したら、水は自然に低い方に流れるため、放っておいたら江戸をおそう。それが怒ったのが、60年前のカスリーン台風。大利根町で350m決壊し、大洪水。元の利根川が再現し、長期間冠水。
- 家康による利根川東遷で東京は反映したが、大洪水で旧利根川が再現した。海面上昇が起きると、東京低地地帯は、洪水リスクと長期間の冠水リスクがある。途上国のリスクが強調されるが、先進国でも脆弱性をはらんでいる。
- 東京の水道水は80%が利根川に依存している。利根川過剰依存によって、経済的、水質的にサステイナブルなのか? 「東京水はおいしい」といっても、くたくたになった水の水質をを維持するのはコスト。
- いま、カスリーン級の台風に襲われたら、34兆円。カトリーナの3倍の被害額。浸水被害人口は232万人。激しく降る雨、大型台風の回数増加で、上からの洪水、下からの増加で、インフラ整備による治水安全度は想定の1/3に低下してしまっている。
- 国土交通省はすでにお手上げを宣言している。皆で防いでいこう、という方向性に向かっている。しかし場当たり的な対処はお粗末。経済力があるうちに、100年後の東京の市民が安全して暮らせる都市を設計する義務がある。
2016年のオリンピック開催をきっかけに
ランドスケープ・プラス 平賀氏
- 東京オリンピックのグランドデザインの考え方、プレゼンテーションをやってきた。東京という都市の見え方が変わってきた。
- 我々世代は初めて、今ある自然をありがたいモノだと感じた世代を生きているという点を教えてもらった。これからの生き方が変わるのではないか。我々が生かされている東京がどう変わっていけるのか、示していきたい。東京の現状とこれからのあり方を説明したい。「生命都市TOKYO」~生きるを支える都市作り
- オリンピックを通じて、東京をどうかえるか。2050年には、地球の人口の7割が都市に集中するが、東京は都市問題の「課題先端都市」。
- 関東圏の熱環境の図。関東平野は南に東京湾・相模湾の海としての冷源を持っている。北西部には山がある。昼間は海から、夜間は山から冷たい空気が流れ込み、呼吸をしていた。しかし現在は呼吸困難=ヒートアイランド現象。
- ヒートアイランドは、ゲリラ豪雨が降ると、陸地の熱を持った水が、東京湾に流れ込み、海水温度上昇が起きてしまう。
- 過去100年、東京では平均気温が3度上昇したが、平均湿度は14%減少した。感染症の志望要因の推移を見ると、結核や肺炎の死亡者が再び増え始めた。高齢者増加、湿度低下で感染症のリスク上昇。
- 縄文時代の東京の地図。関東洪積層台地がえぐられて出来たカタチ。日当たりが良く、水はけがいい土地には大名が住み、水害リスクのあるところに町人が住み、水運に活用して効率よく生活していた。
- 東京は都市の下にしわを持っている。雨が降れば水が集まる。山の手には有機的な谷筋が存在している。昔から持っている都市の地力を使って、東京を再生できないか?
- 自然の原理から東京の普遍性を考える。神経の樹状突起や樹木の枝などのカタチが、東京の都市にも内包されている。今までの都市構造は碁盤の目だったが、大地の骨格を活用して都市を造っていくべき。
オリンピックに向けた東京の再生プラン
- 「森のクラスター」を核として、既存の施設を極力活用しながら、クラスター同士を結んでいく。HERITAGE ZONE(東京の西側)とTOKYO BAY ZONE(新しい都市構造を示すベイエリア)を構成し、東洋古代思想のTAOマークを形成。新・古、水と緑
- 東京は変動していった街。他の都市に比べて、これほど自分たちの姿を変えていった都市はない。では、どうやって都市の動脈硬化にメスを入れるのか?
- 東京は広域の放射線状の街道が整備された都市。ここは雨が降っても人が歩きやすいよう、尾根地形の上に通っている。一方環状線は谷地形。ここに注目すると、面白いことが見えてくる。
- これからは、東京の西側と東側の道路の役割は違うのではないか。東側は水を保水できる道路が望ましいし、西側は都市を冷やす機能を付加すべきかもしれない。
- 渋谷川や古川、目黒川のように、都市の中で海につながっている川がある。目黒川なんて非常にセクシー!
- 飯田橋の神田川。東京都は、47万本を100万本植えようとして、既存の街路樹の間に小さな樹木を入れているが、残念なこと。昔あった高生け垣を作ってミスとを保ち、涼やかにすべきではないか?
- 大崎の再開発事例では、東京湾から吹き上がる風を利用している。背後の谷地形から水を呼び込み、冷気を含めるような手法を、コンピューターシミュレーションで作った。雨が降ったら、敷地の下をまんべんなく水が動くデザイン。
- 点としてやることは当然ながら、流域のような線、面での整備が必要になる。洪水のピークカットや水の微小循環にもつながるのではないか。
- ランドスケープの手法で、自然の力を使って、快適に暮らせないか? 神田川流域での事例。築30年の住宅を、耐震補強をしながら、神田川からの風邪を取り込めるようにした。
- 南側、神田川沿いは高枝樹木、武蔵野ケヤキ、小金井スペシャル(夏は太陽を遮り、冬は光を取り込む)を入れ、ミストを含ませたことで、クーラーなしで快適に暮らすことが出来る。
- 生け垣とミストで「グリーンミスト」と呼んでいる。実測は、32.8 → 26.4℃。ある温度を超えると、自動的にミストが散布される仕組み。ビニールハウスで使うミスト装置(700円/m)で十分。
日建設計・浅田氏
- 東京にツボを打っていく。
- 東京で、なぜもう1度オリンピックをやるのか。その意味を考えて欲しい。1964年、日本は復活した、というアピールがHERITAGE zoneだった。半径8kmの右側、もう1度やらないと、日本は未来へのスタートが切れない、というアピール。
- 東京は江戸から始まって、オリンピックが開かれようとしていた時代から2009年にかけての航空写真。北京オリンピックのような開発型オリンピックは東京では無理だし、それは世界で求められていない。IOC「ロンドンでは北京型をしなくていい」
- それはつまり、土地柄のアイデンティティを融資ながら、ちゃんと人と共生していくオリンピックに意味があるのではないか。
- 今の東京の動脈硬化を、どのようにすれば、魅力的になるのか?例えば交通網。鉄道やバス、首都高速、一般道路、これらが全て重なる非常に発達している基盤を有している。前回のオリンピックから整備をし続けている。
- しかし、全体1枚としてうまく使っているか、といわれるとそうしていない。電車派、バス派などがいる。既にあるモノを使って魅力的に整備できるのではないか。
- また、土地の特性はどうか。例えば、建物の倒壊危険度、葛西の危険度、避難危険度などをどれだけ意識して生活しているか? 防災拠点としてポテンシャルが高いクラスター群の設計がオリンピックによって出来るのではないか。
- 都市が抱える課題は、都市同士のリンケージ不足。東京は緑地があるが、それらがリンクしていない。水のリンクも同様。タダ破壊するだけでなく、どのようにつないでいくか。
- 今回はすぐそばに人が住んでいる上での都市改造である、という点を考える。施設ではなくエリアとしてハッピーな手段を執るべき。
- 代々木クラスター:オリンピック施設の周りに、渋谷のような商業地域や住宅地がある、混合クラスター。800台規模の渋谷区地下駐車場があり、パーク&ライドの拠点に変えてはどうか?
- 代々木公園・明治神宮・新宿御苑・神宮外苑・赤坂御用地というグリーンラインを使い、首都高の外苑・代々木間をバス専用に使ってはどうか?
- パレスクラスター:北の丸は官舎から武道館・北の丸公園に変わった。神保町の住宅街、丸の内のオフィス街、皇居をクラスターとしてまとめ、東京国際フォーラムを情報発信基地として活用。今あるモノだけを利用しているだけだが、見方を変えれば魅力的。
- 神田橋JCTの地下には大手町駅のコンコースが伸びてきて、日本橋川が流れて、道路にバスが走る。これを小さな開発で接続すれば、小さな都市内のターミナルになる。
- 両国・浅草クラスター:新東京タワーが建つ観光名所。北斎館があるなど、江戸文化発祥の地をアピール。また箱崎JCTは水天宮前、リムジンバス乗り場、水上バスターミナルが既に存在している。
- パレスクラスター、両国・浅草クラスター、結びクラスターを水上交通で結ぶことが出来る。水運はあまり発達していないが、これに日の目をあてればいいじゃないか。実は緊急時の船着き場があるが、通常時から使わなければ緊急時も使えない。
- 結びクラスター:地上に見えている土地は、水の下には改訂につながっているもの。その上に江戸時代から埋め立てをしてきた。それを活用している。新規開発型ではない点をアピールしたい(出来ないとおもうけれど)
- 都内に防災船着き場は非常にたくさんの数が存在している。道路が寸断されたとき、生き延びるには川の路を使わなければならない。ゆりかもめ、道路、鉄道は、都心と変わりなく既に整備されている。
- 土による浄化システムを作っていこう。あるところまで行けば、自然の力が人間の力を勝るのではないか?
- 皇居の海抜は30m。皇居が縄文海進期のエッジだが、海の森は30mで、海面上昇がしても残る。水といかに親しみながら、新たな都市を造るか。既に技術はある。多層網レイヤーをリンクさせていく。
- 他のクラスターを、結びクラスターが引っ張っていく。
- 東京の未来設計は、既に手元にあるモノをちょっとした発想の転換によって、すぐに目の前にある。
竹村先生
- 安藤忠雄さんがグランドデザインのチーフに付き、こういうスタディの成果がある。唯一の回答ではなく、公式回答でもないが、プロセスはとても大切で、これを都民と共有しなければならない。多くの人を巻き込んで議論していくべき。
- 過去に対するリスペクトを持った上で、東京の歴史が再編集され、未来に対して投げかけられる。そういう特徴を持ってオリンピックに向けてデザインされれば、非常に大きな投資になる。
ウェザーニューズ・大木氏
- 今日のテーマはSOLiVE24の概要と背景。
- 民間の気象会社。2008年のゲリラ雷雨を予測可能にした、市民参加型事例。数値モデル解析で予測しようとしていた気象庁は「予測不能」と言ってきた。例年の雨プロジェクトがきっかけとなった。
- 100mmの雨を体感してもらうため、ビーカーを配って、酸性雨の調査などをした。2008年は短時間の集中豪雨をサポーター(会員)の人的なパワーで予測できないか。76%の予測に成功した。
- ゲリラ雷雨防衛隊を募集、10936人集まる。防衛隊長「今日は不安定になるぞ」とメールをする。それに対して、雲がどの方角で、どのように、何時頃現れたか報告してもらう。ピーク時、1日30万件のレポート(全国)。
- 方角と距離が3地点あれば場所が分かり、雲の色などから発達、発散などの状況を数値も出ると共に予測できる。56542人のメール登録者へフィードバックする仕組みを構築した。
- それを元に、Adobe Airを使った「ソラマド」というデスクトップウィジェットを開発。空を感じる。五感を使って、ケータイやPCによって集合知化する。今まで知られなかった情報を可視化することを目指す。
- デスクトップに窓を開いて、それを楽しんだり感じたり、集合値として集めて新たな価値を生み出したり。各地のウェザーリポートによる写真をリアルタイムに表示。現在は日本だけだが、グローバル展開によって、世界の状況も感じられるようにしたい。
- ソラチャット:PCならでは。チャットを使ってエリアごとにコミュニケーションして、共感してもらったり。SOLiVE24:24時間の生放送番組。同じ時間を同じカタチで共有して共感・共鳴を起こす。災害時にも役立つ。
- あ、いまちょうど地震!
- 観測(オブザベーション)に対して、感測という言葉。コンピューターの計算結果よりも、人が観測機として感じる方がより強いかもしれない。これを鍛えようじゃないか。これによって防災と言うよりは減災につながっていくのではないか。
ウェザーニューズ・大木氏
- 西氏:今までは気象庁の発表までは、揺れを感じてから情報がくるまで、time-lagがあるが、揺れた瞬間すぐに共有でき、テレビカメラが走る前に各地の状況が分かる。
- 普段はお天気バラエティ番組をやっていて、お天気キャスター目当てで見に来てもらえればよいが、地震や大雨があったときに、心配して見に来てくれるような流れがある。人間のコミュニケーションのパワーをスタートしてから感じる。
- 一方、グリッドコンピューティングを、アプリ起動中に協力してもらう。計算結果を皆でコンテンツとして共有しよう、という仕組みで、コンピューターのパワーも活用する。
- 桜開花シミュレーション。ICPPの温暖化のデータを基礎に、100年分の気温変化を計算した。50年後は北海道で4月上旬から中旬、東日本では3月上旬の開花。東京だと100年後、桜が開花しない現象が起きる可能性。
- 例えば都市型水害。設計されているキャパシティを越えてしまうと、人の力ではどうしようもない。しかしそれは、設計者が悪いだけでなく、昔の想定と今が違っている。なにもしなくていいのか?
- ただ、我々が未来にいかにチャレンジするか。というデータを作る活動になっているのではないか。そこに対して、人間の感覚を研ぎ澄ませていくことで、できることがあるのではないか。
- 今までの天気予報は、気象庁がインフラを開発し、唯一無二の気象予測として自治体・マスメディアを通じて市民が受け取る、一方的な情報伝達。これは1つの歴史だし、否定しないが、残念ながら、人間の生活を防ぐことは出来ていない。
- 新しい考え方として、1人1人の市民の気象リテラシーを高め、情報を共有することで、新しい気象予報を作り上げて行きたい。新しい価値を作り出していく。
竹村先生
- 人間をバカにしたIT社会と、人間にバカにしないIT社会。人間の能力を代替するのではなく、人間がよりアクティブ、クリエイティビティを高める方向に向ければ良いのではないか。
- 巨象の上のノミが人類だが、象の体温を測り始めていて、それを束ねると、ゲリラ雷雨まで予測できてしまう。地球や東京のセンシングをしながら生きていく。それが生命都市の姿ではないか。
- 生命都市は、ハードウエアが緑豊かで水にあふれて、というものだけではなく、予測不可能な生きている生命体としての環境に、人間が適応していく。そのあり方まで含めて『生命都市」という提言をすべきじゃないか。今までのエコを越える。
コメント
- 浅田氏:レイヤーをつなぎ合わせるのは東京の人。どのように動いているのか、どのようにつなげばいいか。その手段としての技術を手に入れているという点を認識できればいいのではないか。
- 平賀:ランドスケープの授業で、学生から「観察をして共有することが都市の環境作りだ」という提案があった。設計業は形を作らなければ、と思いがち。生き方のデザインがとても大切な時代に移行しつつあることを、なにより、ハプニングによって感じた。
- 竹村先生:感染症を含めて、環境変動。風が足りない、水が足りない、と感じることが都市計画につながっていく、そんな東京を目指していければと思っている。
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